酉谷山


奥多摩日原川の源流域をぐるりと取り囲むように三つドッケ(天目山)から雲取山まで続く水源林道、 その中でも林道歩きが長く行きにくいのがこの山です。 高さは1718M。 それでも今は、車で、三又の下り口まで入ってしまえば簡単に日帰りできるようになりました。 何でも便利になってよいものかどうか、大いに疑問です。 1994年 に一度試みましたが、三又への下降点を間違えてしまい失敗しました。 二回目です。
日時 1997年 5月10日
晋 万

晋は、1年前に右足小指を骨折した。今日は骨折記念日。早いものだ。今日は割と長いコースだが、足の事が心配だが大丈夫だろう。朝1番で出て、奥多摩駅で東日原行きに乗る。バスは休日はここまでしか行かない。

8:20 東日原出る。8:45 鍾乳洞前。途中キセキレイが車にひかれて死んでいた。林道沿いに距離をかいた標識がある。9:45、4kmと書いた標識。以前来たときはここから降りた。下には、橋があり、渡って旧小川谷林道に入れるが、旧小川谷林道は桟道などが落ちていて通行不能だ。6kmの少し先、小川谷林道が、川から離れて右に上がる所は、広々とした、広場になっている。

釣り人と、酉谷山へ行く人の車が置いてある。林道で、我々を追い抜いていった自転車の人の人の自転車も在った。ここで10:10。歩き出して1時間50分。取り付きまでの時間が長い。直進する感じで、左に入ってゆくと少しで山道になる。三又迄の下りは、あまり良い道ではない。三又、10:25。三又は、谷底だが、割に明るい。テントを張れる場所がかなりある。 本には[絶好のテント場]と在ったがその通り。ここで水を汲む。

道は本流ぞいに右へ入ってゆく。流れからやや離れている。30分くらいで、又流れに近づく。だから水は又汲める。川を渡って、引続き沢沿いに上る。11:00 に旧酉谷小屋。この小屋は、破れ小屋。床も無い。でも、雨はしのげそう。自転車の人が先を歩いているのが見えた。じきにこの人を抜く。道は、枯れた沢床を歩くようになる。

酉谷山頂
腹が減ったので、適当な所で食事。おにぎり食べてチキン食べる。この辺はハシリドコロが沢山咲いている。このくさは、毒草だ。11:30ー11:45 迄。12:10 酉谷小屋跡に着いた。芝が生えていてテントに良い。2ヶ所位場所あり。想像とは、大分違っていた。ごく狭いスペース。水場も一応あるが、ポタポタ位。1リットル一杯にするには数時間かかりそう。

小屋跡の裏手で、すぐに、水源林道に出る12:15から。そのまま真っ直ぐが酉谷往復の道。林道に荷物を置いて、空身で行く。12:25 山頂。景色は見えないが、静かな良い山。12:30迄。戻る途中、同じバスに乗っていた外国人に逢う。日原から、三つドッケ経由だ来たそうだ。早いので、驚く。

戻ってちょっと休んで出る。12:50。水源林道は平坦で良い道。13:30 三又分岐。途中、ハナド岩は景色良い 14:00ー05 迄。14:15 ミツドッケ分岐、ミツドッケへの登りはスズタケの中。道が解らないほどのブッシュ。(右の写真)。薮こきよりは少しましか。三つドッケ山頂 14:30 着

。 大休止、おにぎりの残りを食べる。15:00 迄。鷹巣山がよく見える。避難小屋泊まりの2人があがってきた。1600 mくらいだと、まだ木の葉も開ききってない、ツツジもさいてない。小屋まで10分。避難小屋 15:15。そこから下りは、道良く快適。15:45ー50 途中休憩。結構汗をかいたので、16:25-35 顔を洗う。バス停 16:45 着。バス停についたら、丁度外国人が向こうから来た。どうやら天祖山経由で降りてきたみたいだ。

バスは 17:43 だったので、レトルトぜんざいを食べ、ゆっくり休む。良い山だった。土曜日は長時間歩けるので良い。晋の足もなんでも無かった。良かった。