続々・もっとバックアップ
超簡単なメールのバックアップの方法について
はじめに
前説となる「バックアップ」と「続・バックアップ」で解説した方法は、
割と高度なテクニックが必要だったようです。
これら2つの講座では、バックアップしたメールを、OEで元どおりに復元(リストア)することが目的でした。
今回はOE上で復元することを無視する代わりに、簡単にバックアップする方法を解説します。
もちろんチャンとバックアップしたメールも読むことができます。
OE上で復元できませんが、バックアップしたファイルを直接開くことができる点で、前2講座と大きく違います。
またこの点で簡単にバックアップしたメールを確認できるというメリットもあります。
(99.1.4更新)復元できないと書きましたが、復元できることが分かりました。
操作手順
今回のバックアップでは、Windowsの基本操作さえ理解していれば簡単です。
メールをバックアップするときにメールをファイルフォルダにドラッグするだけでファイルとして保存できるのです。
ちなみにこの方法は、メニューの[ファイル]-[名前を付けて保存]と同じ操作です。
ファイルとして保存したメールは、アイコンをダブルクリックするだけでメールを開くことができます。
前説でも述べましたが、バックアップしたメールはOEのフォルダから削除しても構いません。
むしろOEに貯えられたメールを少なくしたほうが、OEの処理速度が向上します。
またハードディスクの空き容量を増やすことにも還元できます。
復元方法(99.1.4更新)
バックアップの方法は、一括でファイルに保存できたので簡単かもしれませんが、
復元方法は面倒です。保存されたファイルをひとつずつ復元していくことになります。
保存されたファイル(*.eml)を開いて、メニューの[ファイル]→[フォルダーへコピー]をクリックします。
コピー先のOEのフォルダを聞いてくるので、受信トレイなどのフォルダを選択して[OK]をクリックします。
バックアップの注意事項
このときに受信フォルダと送信済みアイテムを別のフォルダに分けて保存しましょう。
また差出人別にフォルダを作成して保存することをお勧めします。
メールを保存すると、件名がファイル名として保存されるので、差出人を判別することができなくなるからです。
同様に、受信日時を把握することもできません。
一応、差出人と受信日時は、ファイルをダブルクリックすると確認することはできます。
また同一の件名のメールをドラッグでバックアップすると同一ファイル名になるために、どちらかが上書きされてしまいます。
もしこのようなケースが出たら、同じ件名になるメールを、[名前を付けて保存]で別名にして保存してください。
回避するために、メッセージの件名に送信日時を付加するようにします(例えば「980922 こんにちは」など)。
こうすれば同じ日に同じ件名でメールを出すことがないので、ドラッグでメールをバックアップするときにファイル名が重複することも免れるでしょう。
また、例のように件名に日付を付加すると、ファイル名の冒頭が数字になるので、バックアップしたメールのファイルを、
フォルダの中で一覧表示したときに、日付順に整列することもできます。
所感
今回のバックアップの方法は非常にシンプルな手順です。バックアップしたメールを簡単に開くこともできます。
前説の2つの方法と比較したときのディメリットは、やはり保存したときのファイル名が重複する可能性があることくらいです。
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