差出人の名前を状況によって使い分ける
Outlook Expressで複数の差出人でメールを送信する方法についてです。
複数人数の家族などで、1つのアカウントからメールを送信している方は必読です。
はじめに
マルチアカウントの講座と一緒に立ち上げる予定だったのですが、
色々なイベント(誕生日とか)で忙しかったので忘れていました。
メー友(メール友達)が増えて気づいたことなのですが、家族で1つのメールアカウントを使っている人が多いのです。
今回の講座の主旨は、1台のパソコン・1つのメールアカウント・メールを使う人が複数いるケースを想定しています。
このようなシチュエーションでメールを送信したときに、
相手がメールを開いたときに差出人の名前が、最初にOEを設定した人の名前になったままになっていると思います。
一番多いのは世帯主のお父さんの名前…。
1つのアカウントで使い手が複数いる場合に、送信するときに差出人の名前を切り替える方法について今回は勉強しましょう。
そして自分がメールを出すときは、ちゃんと自分の名前でメールを送信するようにしましょう。
確認すること
設定する前に、手元にプロバイダから送られてきた、メールアカウントの設定(メールアドレス・サーバー関係・パスワード)の書類があるかを確認しましょう。
別に今の設定の複製を作るだけなので、設定を壊すことはないとは思いますが、念のため…。
紙と鉛筆を用意して、現在使っている設定をメモしましょう。
最近はウィザードで初期設定をやるので、
実際の設定画面を見るのは初めてという人が多いと思いますが、気にしない気にしない…。
設定を確認するためにOEを起動して次の設定をメモしておきましょう。
- メニューの[ツール]-[アカウント]をクリック
- 上のダイアログの一覧で、「メール(標準)」とかかれた項目をクリック(選択)する
- 右の[プロパティ]ボタンをクリック
別のダイアログが表示される
- 「ユーザー情報」のメールアドレスの欄をメモる
- ダイアログ上部の[サーバー]タブをクリック
- サーバー情報の「送信メール(SMTP)」の欄をメモる
- サーバー情報の「受信メール(POP3)」の欄をメモる
- 受信メールサーバーの「アカウント名」の欄をメモる
- 受信メールサーバーの「パスワード」の欄は「*******」と表示されて読めないので、プロバイダの書類を調べる
- ダイアログ上部の[接続]タブをクリック
- 「接続」枠の三択(LAN・電話回線・Internet Explorer…)のうち、チェックマークがついている項目をメモる
- 「モデム」枠のリストボックスが有効なら、選択された項目をメモる
- ダイアログ下部の[キャンセル]をクリック
ダイアログが閉じます
- さっきのダイアログも閉じる
アカウントを増やす
アカウントを増やす方法は、マルチアカウントの講座で説明しています。
基本的には、初期設定と同じく、ウィザード形式でアカウントを設定できます。
メモった内容を見ながら、新しいアカウントを作ります。
- メニューの[ツール]-[アカウント]をクリック
(上図と同じダイアログが現れる)
- ダイアログ右上の[追加]をクリックし、[メール]をクリック
(ここからウィザードが始まる)
- はじめの名前を入力する欄に、新しい名前(お父さんとは違う名前)を入力して、[次へ]をクリック
- 「電子メールアドレス」の欄に、メモったメールアドレスを入力する
(すでに入力されているものが正しければそのままでかまわない)
入力できたら[次へ]をクリック
- 電子メールサーバーの設定の、「受信メール(…)サーバー」の欄に、メモった受信サーバーのアドレスを入力する
- 同じく電子メールサーバーの設定の、「送信メール(SMTP)サーバー」の欄に、メモった送信サーバーのアドレスを入力する
入力できたら[次へ]をクリック
- メールサーバーにログオンするための情報として、「POPアカウント名」の欄にメモったアカウント名を入力する
- 同じくパスワードの欄には、プロバイダの書類を調べて、メールサーバーのパスワードを入力する
入力できたら[次へ]をクリック
- メールアカウント名の「インターネット メール アカウント名」の欄には、自分でわかりやすい名称(「サトシの名前で送信する」など)を入力する
入力できたら[次へ]をクリック
- 接続の方法の三択から、メモった三択と同じ物を選ぶ
- [完了]をクリック(これで設定は終り)
- ここで一息…(そのあと確認のために設定を開く)
- OEのメニューの[ツール]-[アカウント]をクリック
(上図のダイアログがまた出てくる)
- 9.でつけた名前の項目をクリック(選択)
- ダイアログ右上の「プロパティ」をクリック
- 「ユーザー情報」枠の「名前」が新しい名前になっているか確認する
- ダイアログ下部の「完全な送受信の実行時にこのアカウントを含める」のチェックをはずす(送信用のアカウントだから)
- [OK]ボタンをクリック
- アカウント設定のダイアログも閉じる
以上です。お疲れ様…。
実際に自分の名前で送信する
以上の設定ができれば、あとは毎回自分がメールを送るときに、自分の名前でメールを送信するように操作するだけです。
- 通常どおりにメッセージを作成する(宛先・CC・件名・本文)
- メッセージが完成したら、ウィンドウのメニューの[ファイル]-[アカウントを選択して送信]-「(9.でつけて設定名称)」をクリック
そのままインターネットへの送信が始まります。
ちゃんと自分の名前で送信されたかを確認するには、自分自身のメールアドレスにメールを送信してみるといいと思います。
アドバイス
メールを使う人の数だけアカウント設定を用意するといいと思います。
また1人でしか使っていないけど、相手によってこっちの差出人の名前を本名にしたりあだ名にしたりできます。
でも間違って、会社の上司とかに自分のあだ名で送らないように!
OE活用講座ホーム |
OE活用講座掲示板
Factory |
Laboratory |
NAGANO INTERNET A
COPYRIGHT 2000
COPYWRONG 1987, 2000