そこで、「高質:ハイクォリティ」とは何ぞやと言うことになる。ここでは、「高質」について、価値創造の多面的な展開、時間軸上の価値のパラドックス発見、高質なものは 物に無関係ではないかとの疑いをはらす、と言う様なアプローチの中で考えてみた。また、「高質」化とは、価値増殖のプロセスをインターネット・モデルのマネージメントでコントロールすることであると言うことも出来る。
いま、エンターテイメントの世界が賑やかで、産業としても規模が大きくなっており、質的にも高度化しつつある。しかし、パチンコもゲームも受動的であることは否めない。ここで言う「高質」とは、もう少し能動的な活動を云々し、活動の成果が付加価値として周辺に伝搬する性格のものを取り上げている。
1)”高質を創ること”=知る+参加+デザイン+ネットワーキング(マネージメント)
「パラメータの説明」
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2.「高質」*とは何か:4つの見方
@「高質」とは、成熟化社会を効果的に築くための日常的な目標であり、ときめきと活力に満ちた高度成熟化社会を
ターゲットとする継続的な改善活動成果の指標
A「高質」とは、コストを下げると共に、収入(付加価値)が上がる仕組みとプロセスで実現するもの
B「高質」とは、贅沢でもなく、華美でもなく、無駄使いでもなく、本物の持つ固有価値を活かしきること
C「高質」とは、質の時代の人間的あるいは精神的な豊かさ・満足度の源
D「高質」とは、ある一定の評価水準を越えたものであり、相対的な比較論とは概念を異にする
*工業的概念の高品質、高品位とは異なり、もっと範囲が広いもの
3.「高質な生活」とは
・(生き甲斐のある満足度の高い人生を生きる+周りの人に刺激を与え幸福にする)+
(内需拡大に繋がる+価値の増殖に貢献する)生活である。
・受動的ではなく、能動的でプラス指向の自律的な人生を送ることである。
4.「高質」を創る
「高質」は、自然と出来るものでなく「意思」と「エネルギー」をもって創り出すものである。
受容性の高いさりげないキーワード必要
インセンティブ:投資減税が重要・・・個人の投資対象
オープンな情報共有
個人の自由な参画
方向付けと求心力の必要性(コントロール要素)
2)「高質」を創り込む対象:
・物/サービス/表現、生活スタイル(自分、家族、仲間、職場)、地域、環境、社会
3)「高質」なものを活かす/高質のつくり手をいかす:
・価値の評価力・享受力、伝達力
・価値観の変革・・・これは困難(外圧?)
・交流による学習が大切
4)「高質」のStandardつくり:
・Internationalになるのか。
・必要性、可能性検討要
5.「高質」の要素について
「高質」の心・精神の観点をふまえ、5つの基本軸、つまり空間/時間、知性/人間性、さらに関係性を「高質」の要素として捉えて検討した。取り敢えず、具体的なポイントを箇条書きする。
1)精神性
「高質化」のベースとして重要
2)時間軸の要素
(仕事の改善:スキルアップ、効率化/能率化ツール)
→ 歪みの修正が必要な時期にある。
通勤時間:500円/H(車中読書+200円/H)
ごろ寝:10〜20円/H、読書:300円/H
サービス:2,000〜30,000円/H
(レジャー/余暇、文化/創作活動、学習)
<価値の増殖を生む手仕事の例>
*これらの中で、投資とみなせる要素結構あり、販促策有効
展示・発表、道具、材料
アトリエ/工房
3)空間軸の要素
<スペースの余裕:+1Room>
例:3LDK → 5LDK+2S
交通整備方式 → 情報通信を利用した地方立地方式への転換
+ VBの販売面支援ネットワーク
+ 小企業サービスビジネス+柔軟なVC
<地域展開>
「高質」活動の積極的地方展開:振興策のデザイン
女性の起業の促進、支援:地域性、自由度活かす
都市と地方の交流空間づくり:エコ・リゾート構想
4)知的な活動
学習機会の増加:プロの参画促進策も必要
情報アクセスの容易性:DB化強化
学習サポートの仕組み:ボランティアの風土つくり
5)人間性の復活
<自然との共生を具体化>
・土に帰る
・自然に親しむ:グリーンツーリズム
・安らぎ/癒やし
・資源を大切にする心を育てる
・手を動かして何かを創る楽しみ
・物:価値を乗せる運び手
・自然な時間の使い方:自律性
・環境の改良
・知的活動との連携
・身体(体力、飲食)、精神、行動(倫理観)
・プラス指向
・幅広い対象
・自分にフィードバックされる
6)関連性の強化
・交流会/勉強会(趣味・興味、地域)
・インターネットの活用
・国際交流
→「高質」な生活をキーにしたヨコの連携
・支援の仕組み
・制度の変革
・情報共有による:自律的な発展の仕組み
・「高質」なまちを住民参加で創る。
(体感と各種活動統合したもの)
・まちづくりは、各種活動の統合したもの
6.「高質」の具体化プロセスの提案
意識、制度の大変革を伴う結構困難なこと。すべての人が、と言うのではなく参加
の精神が重要。キャンペーン的キャッチでアイディアを表現してみる。
高質の対象 チャレンジ 目標
空間的 +1Room(Space) 住居、景観、森づくり
時間的 +1回長期休暇、+1day/月の有休取得 職住近接
人間性 1人/1ふる里運動:都市との交流 エコリゾート
知性 1人/1芸(芸術、美術、工芸、手芸、芸能) 物+デザイン
関係性 1人/1ボランティア、1人/1交流会 1人/1HP
7.「高質」化促進のための制度変革・新設
以上で提案したことを実現する上で、活動を支援する重要な施策を列挙しておきたい。
1)経済関連制度創設
寄付、会費
設備、道具などH/W投資
学習などS/W投資
・美術、工芸、芸能などの分野の地位向上
・高質化による内需拡大には、不当な低収入層の見直し、地位向上要
・題材:特産物、森林、芸能、手仕事・・・遊び/学習/購入
・家族呼び込む複合化:史跡/歴史/遺産、人、民話...
・交流人口の増加効果:周辺産業波及
2)長期休暇取得制度
3)教育制度(考え方)の革新
・環境、エネルギー、資源、まちづくり、地域産業、余暇活用、風俗
・切り口1:歴史的流れ、海外先進国の動向、国内先端事例紹介
・切り口2:本物、価値感、日本の伝統、自然との共生
・切り口3:生涯学習、ボランティア活動、国際交流
4)情報通信関連の法律改定
8.今後の課題
まず、個人が積極的に実践することがたいせつである。
更に、「意思」と」エネルギー」を持った人達の個のネットワーク(コアネットワーク)の
構築が大きなテーマと考える。
情報、ご意見などあればお願いします。
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