「書評」

 会員が読んで参考になったものを、皆さんに紹介したい書物としてリストアップし、寸評を記します。
 

書評−01:多摩に関する書物類−1(8/7/26)
書評−02:多摩に関する書物類−2(8/11/30)

書評−02B:多摩に関する書物類−3(9/11/30)・・・今回の目玉!

書評−03:地域おこし−1(5/31)

書評−04:文化経済学−1(4/1)


 ”書評−01:多摩に関する書物−1”

 A:「多摩あるくマップ」(けやき出版)

    ・コンセプトは、「歩くと見えてくる多摩の自然と文化と歴史」と称して57コースを
     紹介している。
    ・当会の主張と整合がとれており、使う側に立った編集である。但し、グルメは紹介して
     いない。

 B:「奥多摩見て歩き」(幹書房)

    ・見て歩きシリーズNO.11で、編集は日本野鳥の会であるところがにくい。
    ・ちなみに、多摩川の源流を訪ねるコースも出ており、参考にさせてもらった。

 C:「多摩川散策絵図」(聖岳社)

    ・源流から河口まで楽しい絵図で表現しており、JRのキオスクで入手した。
     昔懐かしい巻物と言うか、折り畳み式の長尺物である。
    ・当然、作者は多摩地域に在住である。

 D:「東京の地酒」(婦人生活社)

    ・日本酒は日本の文化の大きな部分を占める。多摩地域に東京の大部分の蔵が残っている。
    ・この本は、”酒づくりの心と風土を訪ねて”、と称してまとめてある。
     この時期(昭和55年発行)には、18軒の蔵があった様である。
     現在14軒(北区に1軒)、つまり多摩に13の蔵がある。この本を読んでから
     利き酒をよろしく。
    ・多摩出身の筆者が愛着を込めて鋭意まとめたものである。
     15年が経過し、杜子など人については、随分変わっている。
     心は今につながり、味はさらに良くなっている。

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 ”書評−02:多摩に関する書物−2”

 E:「技(わざ)の風景」(けやき出版)

    ・−多摩地域の伝統的工芸品−:東京市町村自治調査会発行
    ・25種類掲載されている、結構有るものである。どうやって守るか多摩の文化。
     多摩の、そして東京の課題である。

 F:「東京近郊のサイクリングガイド50:東京西部編」(山と渓谷社)

    ・多摩自転車ネットのメンバ3名の共著、ファミリーからMTBまで幅が広い。
    ・多摩、奥多摩、五日市ほか50の各種コースが紹介されている。
    ・「このコースは行ったことがある、あっこのコースも行った」はメンバの上野氏の言葉。
     別のいメンバの声、「このコースはドライブで行った1」。 これはパス。

 G:「奥多摩の谷:123ルート」(山と渓谷社)

    ・奥多摩渓谷調査団の主なメンバー25名が調査したガイド。
    ・全ルート踏査され、遡行図・写真など含め、次の各流域の谷に詳しい。多摩川、日原川、
     後山川、一ノ瀬川、丹波川、秋川(北、南)、盆堀川、大菩薩・高尾周辺
    ・当会の訪ねた多摩川源流の一ノ瀬川付近も詳しいが、沢の遡行などちょっと玄人向き。

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 ”書評−02B:多摩に関する書物−3”

 H:「マップル’97 多摩」(昭文社)

    ・遊びと暮らしに便利な情報満載!
    ・多摩の新しい発見のとっかかりとして結構役に立っている。これが全てではないがスタートにしたい。

 I:「森を歩く:関東周辺」(旅行読売出版社)

    ・ブナ林から森林公園まで緑のシャワー降り注ぐ森を紹介
    ・関東周辺であるが、「多摩」についても10ヶ所以上の紹介がある。
    ・地図や交通案内もあり、自然愛好派(みんなそうなって欲しい)にとって便利な一冊である。

 J:「巨樹探訪:東京」(ケヤキ出版社)

    ・平松純宏が紹介する「いのちの声を聞くとき」、写真と記事が載っている。
    ・多摩DECの研究テーマの参考になる書物
    ・東京全般が取り上げられているが、70%は多摩地域を紹介している。

 K:「西多摩ぐらし 女のキ・モ・チ」(筑波書房)

    ・”西多摩メディアに係わる女性の会”が取材・編集したもの
    ・まだまだ素朴な共同意識と習慣が残るなかで、女性たちがどのような考えや思いを持って暮らしているのか。
    ・本音に迫った言葉から、この地域に住む女性たちの生活と意識を垣間見て欲しい。
    ・各種資料も付いており、理解・活用の助けになる。

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