「釧路のそば屋!」

バーチャルそば屋の皿洗い(杉村)が探索!

釧路に、そば粉の本場帯広から来たそば屋がある。


釧路市のソバ屋のこと:出張探索!


   竹老園東屋総本店:別途

   (牡蛎そば)玉川庵


  1. 竹老園東屋総本店

      工事中です。

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  2. (牡蛎そば)玉川庵

     空港から市内への街道沿いに「牡蛎そば玉川庵」のノボリが立っている。鳥取5丁目、ホテルマーシュランドの近くと思えば良い。
     プクッと丸くて大きな牡蛎が6個。味については語らない、兎に角食べてみるべきだ。

    <ポイント:店長談>


    @釧路には48軒のそば屋があるが、手打ちでやっているところは2軒しかない。
     お客さんから「頑固な事をやっていたらやって行けなくなるよ!」と忠告されるが、店がつぶれるまでやる!と。
     つなぎ無し、100%北海道の粉(横山製粉)を手ごね・手打ち・手切りでやっている。
    A牡蛎は主人が昔厚岸で牡蛎島を持っていた関係で、厚岸から直送ものを確保している。
     牡蛎そばの元祖(日本で始めてつくった)とか。
    B牡蛎の加工方法は判らないが、話しながらしきりに手を動かしていた。
     煮汁を何回も何回もかけているのかもしれない。調理法にもポイントがありそうだ。

    味については語らないと言ってしまうと想像すら出来ない。そこで、次を参考にしてもらいたい。
    (1)末尾の参考書 旭屋出版「そばうどん麺料理・名店・繁盛店のそば・うどん200品」のP5をご覧頂きたい。
       ドンブリも牡蛎もそばも150%拡大したサイズで想像していただければ良い。
       刻みネギが入るのは、上野薮と似ている。ダシはコンブとシイタケが利いている。
    (2)牡蛎の生産地といえば、三陸(仙台)、広島を思い浮かべる。
       しかし、牡蛎そばにするには厚岸のものでないと駄目なのだそうです。ダシが出ない由。
       一般に牡蛎はRの付く月はあ毒があり食用出来ないと言う。ところが、
       ここ根室半島では海水が冷たくRの法則は成り立たない。牡蛎を食べないのはあ8月のみらしい。
    (3)そん訳で、この牡蛎そばに対抗し得るものを考えると、本州では6〜8月が天然の岩ガキの季節になる。
       サイズ、姿選りすぐりのものは、身も丸々と太り脂が乗って、云はばトロ。
       カキソバと云えば冬場の季節メニューと相場は決まっているが、
       夏場の岩ガキソバで、玉川庵の牡蛎そばと対抗したい。
       種物になるので、「バーチャルそば屋」のメニューから外れるのは残念である。

     主人は多才、興味旺盛の行動派とお見受けした。
    庭先の置物(タヌキのホコラと周囲のホタテ貝ガラ)、店のつくり、店内調度品、雑誌、手回し蓄音器、 「華道家元池坊生花投入/盛花教授 新浜福美」の看板等々、切り札はいくらでもありますよ。 ただ今は、そばを楽しんでいるだけ、そう言っている様に感じた。

     昨日19:00頃訪ねたが閉店だった旨を告げると、「100%でやっていると長く保たない、2度目を打てば良いかも知れないが、 売れ残ると困るので、どれ位つくったら良いのか判らない」との事。
     23:00頃でも10割と称するそばが出る東京のそば屋って一体どうやってるの!「竹やぶのそば」の中に「年越しそばには10割そばは向かない、 腐るから」とあった点に通ずるものがある。

     近くにフリーマーケット「フレック」がある。ものによっては和商市場よりグレード・品質共にハイクラスかつ値段の安いものがある。時間があれば立ち寄ってみるとよい。

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