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弥生室内管弦楽団第14回演奏会




[序曲「フィンガルの洞窟」(メンデルスゾーン)]

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 初演は1832年ロンドンで行われたが、その際のオーケストラの楽員の会話を聴いてみよう。
 コントラバス氏:「あの先生、「君にスコットランド旅行の土産をやろう。普段は1小節に音符が1個か2個しか無くて退屈だろう、今回は16分音符がごっそりある。」って言ってこの譜面をくれたんだ。俺、「そんなに気を使ってくれなくても結構ですよ。」って辞退したんだけど、「遠慮するな、あの洞窟に行けば16分音符なんて腐るほど落ちてるんだから。」だってさ。
 ヴィオラ&チェロ氏:「俺達もごっそり貰ったぜ。」
 ある管楽器奏者:「俺達にはそんなものをくれなかったぜ。」
 コントラバス氏:「貰わなくてよかったよ。こっちは難しくて大変なんだ。」
 ヴァイオリン氏:「あの先生今度はイタリア行くって言ってたぜ。あそこには三連符がいっぱい落っこちてるって。」
 ちなみに、メンデルスゾーンはこの後のイタリア旅行で、管楽器にも土産をたくさん持ち帰ったそうである。
 現在のフィンガルの洞窟では、観光ガイドが「ここには、1829年メンデルスゾーンが来るまでは16分音符がいっぱい落ちていましたが、彼が乱獲していったので今ではありません。その後、どんな作曲家がここに来ても、彼ほど難しい曲は作れません。残っているのは2分音符、4分音符、細かくても8分音符だけですから!」と言うらしい。





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