[団長挨拶]
・・・・・・・・・今日のメインプログラムのベートーヴェンの「田園」は、初演以来何万回、いや何十万回演奏されてきたかも知れない様な極め付けの名曲ですが、小出氏と「弥生」による「田園」は、4楽章のあらしの中を例のしかめっ面で散歩して来たベートーヴェンを、未だコートも乾かないうちに二百年近いタイムトンネルの向こう側から呼び寄せ、思わずニヤリとさせることでしょう・・・・・・・・?
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[ルーマニア民族舞曲(バルトーク)]
・・・・・・・・・・当楽団の指揮者をはじめ団員は、このエネルギーに身をまかすことが比較的得意らしく、多少の技術的問題点もカバーできる(したい)エキサイティングな演奏が期待できるだろう。ただ、時として我を忘れて思わぬ失態を演じることもあるが、そんな時は暖かい目で見てやって欲しい。
[交響曲第86番(ハイドン)]
・・・・・・・・・・第4楽章はハイドンの意志とユーモアが存分に示されている・・・・はずだが、アマチュアの次元を越えた信じ難いスピードの中で見えないボーイングとフィンガリングを繰り返すVnに注目したい。
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