[交響三章より子守唄(芥川也寸志)]
・・・・・・団員がまだ学生だった頃の1980年に千葉大学管弦楽団の客演指揮者として登場し、オール・チャイコフスキー・プログラムを指揮したのであった。その時の印象は実に強烈なもので、特に、当時故人が力説していたアマチュア音楽の在り方には、当団の指揮者やコンサートマスターをはじめ、多くの団員が多大な影響を受けた。
そうした経緯もふくめ、今回の演奏では、鎮魂の祈りにも似た特別な感情で故人を偲ぶことになるであろう。
[交響曲第6番(シューベルト)]
・・・・・・・・・前述したが、この曲はハイドンを思わせるところが多くある。この曲を聴いた後にハイドンを聞きたくなるのは私だけではないと思う。皆様の要望にこたえることができれば幸いである。
(掲載者註:この演奏会のアンコールではハイドンの103番の終楽章が演奏され、また、次の演奏会(第8回)では104番が演奏された)
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