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　ところで、この曲目紹介を書く私自身モーツァルトの作品をこよなく愛する者の１人ですが、今回３９番を取り上げたことは少し後悔しています。アルコールが多量に入った頭で、気安く今回の選曲に賛成の意を表明してしまったからです。１楽章の壮大な序奏や主要部の流れるような旋律の合間に小指が硬直しそうなスケールがちりばめられているし、終楽章の軽やかな流れるような旋律の陰で、右手と左手の不整合に悩まされ、演奏中はせっかくの優美な旋律はほとんど耳に入らず、顔をひきつらせ最後の音を目指すのが私達のパートの姿だったのです。今日はなんとか頭がショートする前に演奏が終わってくれるとよいのですが・・・。