神奈川横浜 柳生流/制剛流 道場
柳生新陰流兵法 / 柳生制剛流抜刀

合撃について

 相雷刀八勢法の最初に教わるのが、合撃(がっしうち)です。当流の本源である「転(まろばし)」を実際に使う勢法です。
 本源を初心者に最初から教えます。このため、当流では"入門者に最初から"極意"を教える"と、先輩に言われていました。

 合撃は、使太刀、打太刀が三間、五間離れて立ったところから始めます。当流の勢法の多くは、現代剣道の様に一足一刀の間合に入ってから始めるのではなく、離れて立ったところから斬り合いが始まります。
 合撃は、間合に入ったところで打太刀の斬り込みに対して、使太刀が相手の太刀より上から自分の人中路をまっすぐに斬って、相手の太刀に打ち乗ると同時に相手の頭に斬り込んで勝ちます。
 相手に十分斬らせて上から打ち乗ること、相手の斬りに惑わされず自分の人中路をまっすぐ斬ることがポイントです。

 合撃でもう一つ大事なポイントは、離れて立ったところからの懸かり口(かかりくち)、相手に向かっての歩き方、攻め方です。
 離れて立ったところから、使太刀が先を取ってさきに懸かって行き、お互いに先を取ろうと間合いに入ります。合撃は相手に斬らせて勝つ勢法ですが、先の位で攻め、待つのではなく相手を働かせて勝つ、ということを稽古します。
 この歩き方は、ドタドタともならず、相手を伺う様にソロリソロリともならず、早くもなく遅くもなく、自然な速さですらすらと歩いて懸かります。爪先から進める忍び足ではなく指先を上げて、足の裏全体を床に付けて、大股でも小股でもなく普通の歩幅で、自然に歩きます。
 この懸かりが「転」で重要なポイントであり、初心者だけでなく上達していっても常に稽古するテーマになります。

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