三菱商事は5日、医療機関や介護事業者の業務を支援する全額出資子会社を設立したと発表した。まず石川県で総合病院や介護ヘルパー派遣などを手がけている医療法人の董仙会向けに、コールセンター事業を開始した。
新会社の名称はライフタイムパートナーズ(東京・千代田区)。コールセンターはヘルパーからの電話報告をもとにした介護実績の入力、スケジュール管理を受け持つ。介護サービスの利用者からも訪問時間の問い合わせやクレームなどを受け付ける。将来はインターネットを通じた人間ドックの予約なども手がける。
今年の4月からの介護保険の導入で、介護の現場では事務処理の負担が増大しており、新会社はこうした事務処理や医療・介護の周辺業務を受託する。今後、他の医療法人などからも受託を目指す。新会社はローソンの加盟店となって、総合病院などにコンビニエンスストアも出店する。
(日経新聞より)
三菱商事は5日、全額出資子会社のライフタイム・パートナーズ(資本金7千万円)を通じ、介護保険サービス利用者の苦情や介護ヘルパーからの相談などを業者に変わって受け付けるコールセンター業務を6月からはじめた、と発表した。
利用者や家族から電話やファクシミリで受け付けた介護サービスについての苦情や要望をデータベース化し、介護サービス業者に提示する。また、派遣されたヘルパーからの報告や介護の現場での悩みなどもデータ化し、それぞれ業者のサービス内容の改善に役立てる。業務の内容は、将来的には人間ドックの受付や介護用品の通信販売にまで広げる考えだ。
だおお一弾として、石川県七尾市を中心とする特別医療法人財団、董仙会と提携し、董仙会系列の介護老人保健施設や病院の利用者のための総合相談窓口を開設した。
(朝日新聞)
七尾市の特別医療法人董仙会・恵寿総合病院は今月から、三菱商事(東京)が設立した子会社と提携して全国初の介護業務総合相談窓口となるコールセンターを病院内に開設した。
これまで介護サービス事業所ごとに行っていた相談窓口を一本化し、利用者からの相談内容やヘルパーの情報をコンピュータ管理する。介護従事者を事務処理から開放するとともに、利用者の声を介護の質に反映させる狙いがある。
(北国新聞より)