fj.*の歩き方 (1996 Apr) (3.5)
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3.5「じゃ、まず読んでみよう」

本:博士、博士、はかせ。はっかっせー。おーい。おーい。ばかやろー。博士。
博:何だね本郷君。うるさいなぁ。む、何か変なこと言ってたな。馬鹿というの
  を不用意に軽々しく使うのは、fj.*においては、結構危険だぞ。

本:いや、そんなつもりじゃないんですよ。ほんの軽いつもりなんですけどね。
博;まあ、面とむかっているからまだいいが、ネット経由で文字だけだとそこら
  が伝わらないからな。まあ、受けとる側によって、悪意に解釈されても仕方
  ないわけだ。そういう言葉はあまり軽い気持ちで使わない方がいいと思うぞ。
本:すんません。これからは馬鹿とは言いません。

博:まあ、そんなに堅くなることもない。とにかく、ネットの上では軽々しく相
  手に対して馬鹿といわない方がいいな。だからといって、馬鹿でなければい
  いとか、阿呆といえばいいという話ではないんだけどね。ここらについては、
  過去にも問題となっている話なんだ。まぁ、どういう言葉を使うかはともか
  く、やはり、品性下劣に思われてしまうのは、長い目で見ると、結局は損に
  なるわけだな。自分から尊敬されたくないならまあいいが、ま、相手にそれ
  なりの敬意を払わぬ者は、周囲から敬意を払われなくなるから、そこらは、
  それ、普通の社会同様に、あまり不用意に使わんことだな。といって、用意
  して使えという話ではないぞ。まあ、自分の発言には責任を持たぬとならん
  ということだな。まあ、どうでもいいことかもしれんが。で、何か用かね。

本:ふう、まったく、前置きが長いんだから。ということでですね、博士。私、
  さっそく、fj.*を読んでみることにします。でも、どうやったらいいんです
  かね。ト、白々しくも全くの初心者をよそおって改造人間本郷猛は言うので
  あった。

博:うっ。ト、死紙博士は、まるで正義の味方に正体をばらされた悪の怪人のよ
  うな顔をして、苦しそうな声で、苦しそうな、うー。やめようよ、ト書きは。
  もとい、ニュースを読むためのソフトは山のようにあるのだよ。だから、具
  体的な操作方法の解説となると、ここではちょっとフォローできんのだよ。

本:では、それについては、例によってここで、うんぬんあったということで。

博:そうか。必殺の手だな。では、かくかく、しかじか。うんぬん、かんぬん。

本:(白々しく)なるほど、使い方は、よーく、わかりました。ありがとさん。

博:ふう、よかった。とにかく、そのソフトのマニュアルを見てくれとしかい
  えないからな。あ、NewsgroupとかArticleという用語はさっき説明したか
  らわかってもらえたとするぞ。あと、Follow-UpとReplyという用語につい
  ては、あるNetnewsの記事に対する反応を、Netnewsの記事として投稿する
  か、電子メールとして元の記事を書いた人に送るな、という差があるとい
  ったことも、なんとなくわかっていてくれていると思う。用語としては、
  Subscribeってのが、そのNGを読む(講読する)ってので、Unsubscribe
  ってのが、もう読まないっていうことだ。まあ、用語については、その手
  の資料で読んでほしいし、そのぐらい自分で調べてもバチはあたらんはず。
  
  おっと、ちぃよぉっと待ったぁぁぁ。ひとこと、言っておくことがあるぞ。
  いいかッ、本郷君ッ!!「人の環境を丸ごとコピーするのは危険」だぞッ。

本:ええぇえっ、でも、いいじゃないですか。何も問題はないではないですか。

博:なにをいってる。君の.signatureを見てみると、ほら、これ儂のだろうが。

本:あ、本当だ。こらまた、えろう、すまんのう。ところで、.signatureって
  何ですか。あ、それも自分で調べてみます。はいよ。わかりましたよっ。

博:こういうことがあるから、丸うつしはあかんのよ。儂のように、よくわかっ
  た人に整えてもらうか、それとも、君が自分で理解できた部分だけを導入す
  るようにしたまえ。そうしないと、時に、大変なことになるからね。まあ、
  これは何もニュースに限った話ではないのだな。

本:わかりました。さあ、では、いっちょ、いきなり投稿してみようかな。

博:ちょっとまったぁぁ。うるさいかもしれないけど、いきなり投稿はいかん!
  ニュースはだな、まず、読み方から勉強したまえ。出し方はあとの方がいい
  んだ。そうでないと危険なんだよ。うーんと、君はハムを知ってるかな。

本:ええ、あの豚とかの背肉を塩付けとかにした。

博:それはハムはハムだけど、儂のいってるのは、アマチュア無線だ。いや、ア
  マチュア無線を知らなくてもいいんだ。関係ない話だけど、Netnewsっての
  は、アマチュア無線的な部分があるっている人もいるぐらいでね。それはと
  もかく、アアマチュア無線用語いえば、「まずワッチする」ってのが重要な
  んだよ。つまり、とりあえずは耳を傾けて聞いてそこの様子を見る、その空
  気に触れてみる、というのが結構重要なんだ。

本:あ、そこの様子を見てからにしろってことですね、わかりました。

博:だいたいのかんじをつかんでいた方が、この後の「歩き方」が楽だからね。

本:へい。さあてと、いきなりだが、電子メールでもこの人に書いてみるかな。

博:こりないやっちゃなぁ。いきなり知らん人にメールを出す馬鹿があるか。

本:何いってんですか、それができるのがfj.*のいいとこじゃないですか。

博:ちがうの。まだ君はそのソフトからメールを出す方法に慣れてないだろうが。
  しかも、設定ミスがないといえるのか。わからんだろ?そういう時はだねぇ、
  あらかじめ知っている人に出してみるんだ。そして返事をもらって読んでみ
  るんだ。そのぐらいのことをしてからの方が、やっぱ安全だと思うよ。

本:わかりました。えーと、聞いてもいいですか。

博:いいとも、うまく読めなかったら、近くの人に聞いてみるのが一番。何だ?

本:ええと、今何時ですか。いやぁ、自分の腕時計を見るのが面倒臭くって。

(3章の原案:
	中村@シャープ、堀@東大、市川@富士通研、河野@ソニー、瀧川@おれごん)