先生:さあ、よい子のみんな。あつまったかな。さあ、へッダの時間はじまるよぉ。 ケン:わーい、わーい、ヘッダの時間だどぉ。でへへぇ。 チカ:ケンちゃん、よしなさいよ。あれ、この人誰? 博士:儂か?儂は死紙博士だ。本郷君はどこいったのかな? 先生:あの、死紙博士。すみませんが、ここは別コーナーなんですけど。 博士:あ、そうか。およびでない。およびでないね。こらまった失礼しました。 先生:さあ、よい子のみんな。あつまったかな。さあ、へッダの時間はじまるよぉ。 ケン:わーい。 チカ:わーい。 先生:さ、今日はヘッダのフィールドの一つである、「Subject:」のお話だよぉ。 チカ:何ですかぁ?その「Subject:」って。 先生:直訳すれば「題名」だ。言ってみれば「記事の顔」だね。 ケン:おぉ、オラ、わかったゾ、先生ぇ!新聞の見出しで、「○○×子 △△と 電撃入籍<折り目>か!?」みたいなやつですね。 先生:君はどういう新聞読んでるんだ...。しかし、見出しが大切なのは同じだね。 博士:しかし、な。重要なのは一面ではなくて、中身だ!○○レポートの記事だ! 先生:は、博士、また、なんですか、また、突然に乱入して。 ケン:ほえぇぇぇ。博士も好きだなぁ。このぉ。このこのぉ。 博士:そりゃもう、なにせ、儂は、まず、あのコーナーから先に読むんじゃ。 先生:博士。あなたは、別コーナーの人です。話の邪魔はしないで下さい!ったく。 チカ:先生、目次があれば便利ですよね。 先生:おお、そうだね。普通のfj.*つまり、Netnewsを読むようなソフトには、 Subject:の一覧機能があるんだね。これを使えば、読みたい記事が探せる んだ。ソフトによっては、同じ話題だけ連続して読んでいったり、特定の 話題だけは読みとばすこともできるんだよ。 先生:それじゃ、ちょっとSubject:一覧を出してみようかね。(ト、表示を見る) ケン:またぁ、ト書きで胡麻化してるなぁ。ったくもう、仕様がないんだからぁ。 チカ:(無視して)あの、先生、先頭に「Re:」ってついてるのがありますけど、 なんですか? 先生:うん、いい質問だね。それはね、「関連する」という意味なんだ。詳しく は、辞書を引いてみようね。 ケン:ブー、キキーッ、ドーン。ああ、おら、辞書をひいちまっただぁ。ああ。 先生:(無視して)この「Re」ってのは、普通は、元の記事にフォローする時に 付けるんだよ。でも、ほらこのソフトは「Re」が付いてても同じSubject: と認識してくれるんだね。でもね、いいかい、フォローのフォローだから、 「Re: Re:」とはならないんだよ。ふしぎだろう。ね。 ケン:先生!先生!「Subject: Hogehoge (Re: Piyopiyo)」ってなに?ね、なに? 先生:(苦しげに)それはね、最初の話題は「Piyopiyo」だったんだけど、話の 内容が変わっちゃったから、新しいSubject:を付け直してるんだ。そのと き、後ろに元の Subject:を書いておくと、ほら、ね、わかりやすいだろ。 チカ:あ、ほんとだぁ。そっかぁ。話の内容とSubject:の関係を気を付けてない と、読む人が大変だもんね。それで、こうやって、括弧で括ってるのね。 ケン:へえ、この人、格好つけてるんだ。へへへ、このぉ、おしゃれさーん。 先生:(無視して)チカちゃん、そうなんだね。じゃ、これを踏まえて、自分で 新しい話題の記事を投稿してみてごらん。 チカ:私は「fj.*の歩き方」についての質問をしまーす!だから、Subject:はぁ。 ケン:質問ってのは「Question」だよ。やれやれぇ、そんなことも知らないのか。 チカ:ふん、何よ。ったく。先に言わないでよ。まだあたし書いてないんだから。 先生:まぁまぁ。でも「Question」だけだと、読者は何の質問かわからないだろ。 何の質問か、それををはっきりさせないと、いけないんじゃないかな。 チカ:じゃぁ、Subject:は、「Question about How to get around fj.*」ですね。 先生:そうだね。ただ、本や映画の題名を無理に英語にしたりすると、かえって わかりにくかったりするんだね。だから、「Question about "fj no aruki kata".」の方がわかりやすいこともあるんだ。それに、無理して間違った 英語を使うよりは、わかりやすくローマ字で書いた方が親切じゃないかな。 チカ:あ、そうか。わかったわ。読む側の立場に立たないと、いけないんですね。 先生:うん、そういうことだね。最近の傾向では、Questionというのも略して、 「[Q] "fj no aruki kata".」なんて使い方もあるんだ。先頭の [???] は 他にも、機種の分類とか、話題の分類などに使われているんだね。 ケン:先生!先生ぇ!オラのも見て見てぇ!題名は「C++GIRLS写真集」だゾォ! 先生:ケンちゃん。ハアッ。いや、気持ちはわかるん...だけど....ネ....。 博士:何ィ!君もC++GIRLSの写真集持っとるのかね。あれは最高じゃぁ。これを 話題にしないのは、fj.*のためにならん。さぁ、今すぐポストだッ!!! ケン:おー!おら、投稿するぞー。 先生:ああ、ちょっと待って。またもや博士も何ですか。話がまだあるんですよ。 ケン:先生ぇ。オラの記事、「Subject: C++GIRLS<L??=8」になっちゃったぞぉ。 先生:だから言おうとしたのに。ねえ、良い子の皆んなはもうわかるよね。この 前の方にあった本郷君と博士の話を聞いてたら、ね、もうわかったよね。 そうなんだ。今のシステムではヘッダに日本語を書くと文字化けすること が多いんだ。いや、日本語もOKにしようというという動きはあるんだ。 または、MIMEによる方法でやろうという話もあるんだ。でも、今の所は、 まだ議論のモナカ、いや、最中なんだ。だから、まだむずかしいんだね。 それから、自分のところではうまく使えていたとしても、他に転送される 途中で化けることもあるんだね。どう、思い出したかな。だから、今のと ころは、いわゆるASCII文字だけにした方がいいね。文字化けしちゃった ために、誰にも読まれないと悲しいからね。わかったかな、ケンちゃん。 ケン:なら先に言えばいいのに。これだったら博士におそわりたかったな、オラ。 先生:(・_・)(目が・)あ、ああ、わ、わ、悪うござんしたね。そ、それよ りも、本文の最初の方に、君が書こうとした題名にあたるような、何かの 要旨を書いた方が読み易いんだよ、ね。でも、将来はMIME形式などが普及 して、問題なく日本語をヘッダとかにも使えるようになると思うよ。 ケン:ほお。いつまでかかるやら。まいったまいった。 先生:(無視して)結局、読者に内容がわかり易いSubject:を書くことが大切ね。 チカ:はーい。 博士:そういうわけで、Subject:の話はこれでおしまい。どうじゃ、儂の話の方 が、はるかに、わかりやすかったじゃろ。 ケン:ホーイ。 先生:なーにをいうか。博士は乱入して邪魔してただけでしょうが、ったくもう。