fj.*の歩き方 (1996 Apr) (4.6)
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4.6「フォローアップ」

先生:さあ、またもや、博士と本郷君をさしおいて、このパターンだ。
チカ:ねえ、フォローアップって何?ねえねえ、follow-upって。
ケン:辞書、ひけばぁ。こうやって、ズリズリズリズリ。

先生:まあ、フォローアップとはね、誰かの記事に対して、賛成したり、反対し
   たり、訂正したり、疑問を投げたり、拍手を送ったり、などなどの反応を
   Netnewsで記事にして投稿することなんだね。fj.*の記事のかなりの割合
   いが、こうして連鎖的にフォローされて話題が続いたり変化したりしてい
   くやつだね。うーん、たぶん、それって、80%近いんじゃないかな。

チカ:ああ、あの「Re」がSubject:につくやつね。思い出したわ。なるほど。
ケン:あんときには、フォローアップってのがわかってたと思うのに、変なのぉ。

	(気まずい沈黙)			(三分経過)

先生:まあまあ。これを投稿するからフォローアップというんだね。電子メール
   で反応をすれば、リプライ(reply)っていうんだね。
ケン:あれ、それもさっきなんかやったような気もしないでもないなぁ。

チカ:(無視して)あれぇ、お兄ぃさん。ヘッダに「Followup-To:」があるわぁ。
先生:うーん、チカちゃん。それはとっても、いいところに気がついたねぇ。
ケン:おら、いいところにキンがついてる。

先生:(無視して)つまりだね、「Followup-To: xxxx」と書いておくと、その記
   事に対するフォローはxxxxのNGの方に投稿されるんだ。これがなければ、
   その記事が投稿されたNGに、フォローも同じように投稿されるんだね。
   でも、元の記事とは別のNGで話題にする方が適当だと思った時にはこれ
   を指定するんだね。まあ、記事中にも「Followup-To:は xxxxです」と書
   いたほうが親切だと思うけどね。あ、ちなみに、Reply-To:は、リプライ
   してもらう時に、どこに電子メールしてもらうかを指定できるんだね。

ケン:ほお。そうなのね。じゃ、フォローする時には、NGに気をつけるのかな。

先生:うん、いいとこに気がついたね、ケンちゃん。フォローをする時には、ね、
   Followup-To:で、NGが移動することもあるから注意が必要だね。また、
   内容によっては自分で移動することもできるんだ。それから、引用だとか、
   Subject:とか、References:とかにも注意したいね。

チカ:あ、Subject:ってさっきやったわね。フォローだと、題名はRe:がくっつく
   のよね。えーと、常にRe:でないと駄目なんでしたっけ。

先生:普通はそうなんだけど、でも、Subject:は、内容に即してた方がいいんだ。
   だから、内容が全然変化しちゃったら、何も元のを使う必要はないんだよ。
   さっきもいったけど、自分で変更して「hoge (Re: oge-oge)」のようにし
   てもいいんだ。
ケン:あ、あの、かっこのいいやつだナ。うーん、かっこつけてぇ。このこのぉ。

チカ:それなら、さっきもいったけど、signatureまで(関係ないのに)丸々引用
   する必要はない、ってのもあったわね。
先生:そうだね。相手を特定するなら、「誰々さん」と書けばいいんだね。それ
   に、相手のsignatureを丸々引用するというのは、礼儀の場合もあるだろう
   けど。少くともfj.*では、別に礼儀とも何とも思われてない方が多いんだ。
   むしろ、余計なものとして見られることが多いようだね。
チカ:そうなのよ。アタシ、知ってんだから。あれ、さっきもいった気がするわ。
ケン:そういうのを、デジャブっていうんだね。先生は、標準体形のデブだけど。

先生:それから、ソフトにもよるけど、引用している部分の行の最初は「>」がつ
   けられる場合が多いね。で、引用する場合には、引用をやたらに多くしな
   い方がいいようだね。
ケン:おら知ってるぞ。引用記号を「>」にしてて、こういう行が多いと投稿でき
   ないことがあるんだゾ。

先生:まあ、そういう場合に、投稿できるように引用方法や引用記号を変更する
   ことは可能なんだけどね。でも、何よりも「引用」ってことなんだから、
   不必要な引用はしないで、必要最小限度にしておいた方がいいようだね。

チカ:そういえば、相手の一文一行、一言一句に対して、いちいち引用して、そ
   れに反論している人もいるわね。でも、そういうのだと、たいてい議論が
   横道にいってしまって、効果的な議論になってないことが多いのよね。

先生:そうだね。むしろ、相手の意見の要点に対してだけ反論をすべきなんだな。
   とにかく、投稿は自分の意見を書くものなんだよ。何も関係ない所を引用
   することもないんだからね。

チカ:そうそう、相手の記事を完全に引用して、最後に、「わしもそう思う」と
   いう記事ってのも、イヤだわ、私。だって、それを読むと、何も考えてな
   いというか、あまり好意的に受けとれないことがあるもん。

先生:そうだね。何度もいうけど、引用は、必要な分だけにしたいね。それに、
   意見ってのは、完全に一緒ということはあまりないね。さらにいえば、た
   とえ完全に賛成でも、なにも全文引用せずとも、「○○さんに賛成」だけ
   で済むことって多いと思うね。まあ、適宜に調整すればいいんだけどね。

ケン:でもなぁ。自分の都合のいい所だけ引用するってのものなぁ。よくないゾ。
   それに、どう引用するかは、書く人の自由だゾ。

先生:それはそうなんだな。引用が少なすぎるのも問題だよね。程度の問題だね。
   そして、どこを引用するのかってのも、結構むずかしい問題なんだよね。
   でもね、ケンちゃん。読む人のこともちょっとは考えた方がいいと思うよ。
   そして、自分の書いたのを読む人達の為に、自分が意見を伝えたい人達の
   為に、すこしぐらいちょっとの努力をする、そのぐらいしようじゃないか。
   そういうことが、より効果的に、自分の意見を伝えることになるんだから。

チカ:あと、References:ってのがあるわね。これって自動的にできるんでしょ?

ケン:自動的にできてどんどこ長くなっちまうんだよね。これって。

先生:そうだね。References:ってのは、引用したり、あるいは、参照しているよ
   うな記事のMessage-IDをここに書くんだね。References:とか、陽に本文で
   書くことで、元の記事を参照していることがわかるんだね。だから、IDで
   参照をすれば、何も全文を引用するようなことは必要ないんだよ。それに
   だよ、引用したり参照していないなら、必ずしもReference:にいれること
   はないんだよ。意味なく長くしちゃうと、途中でトラブルの原因になった
   りするからね。

チカ:へえ、そうなの。ここって、手で編集してもいいの?
先生:そうだよ。ヘッダの部分だって、適正になるように注意した方がいいんだ。
ケン:ふぅん。そこらも自動的にやってくれれば楽でいいのに。

博士:そうぢゃ。が、そのうちそうなるぢゃろうて。いいかな、以上で終るぞ。

先生:うーん、死紙博士。それって、全然フォローになってないんですけどね。