先生:さあ、またもや、博士と本郷君をさしおいて、このパターンだ。 チカ:ねえ、フォローアップって何?ねえねえ、follow-upって。 ケン:辞書、ひけばぁ。こうやって、ズリズリズリズリ。 先生:まあ、フォローアップとはね、誰かの記事に対して、賛成したり、反対し たり、訂正したり、疑問を投げたり、拍手を送ったり、などなどの反応を Netnewsで記事にして投稿することなんだね。fj.*の記事のかなりの割合 いが、こうして連鎖的にフォローされて話題が続いたり変化したりしてい くやつだね。うーん、たぶん、それって、80%近いんじゃないかな。 チカ:ああ、あの「Re」がSubject:につくやつね。思い出したわ。なるほど。 ケン:あんときには、フォローアップってのがわかってたと思うのに、変なのぉ。 (気まずい沈黙) (三分経過) 先生:まあまあ。これを投稿するからフォローアップというんだね。電子メール で反応をすれば、リプライ(reply)っていうんだね。 ケン:あれ、それもさっきなんかやったような気もしないでもないなぁ。 チカ:(無視して)あれぇ、お兄ぃさん。ヘッダに「Followup-To:」があるわぁ。 先生:うーん、チカちゃん。それはとっても、いいところに気がついたねぇ。 ケン:おら、いいところにキンがついてる。 先生:(無視して)つまりだね、「Followup-To: xxxx」と書いておくと、その記 事に対するフォローはxxxxのNGの方に投稿されるんだ。これがなければ、 その記事が投稿されたNGに、フォローも同じように投稿されるんだね。 でも、元の記事とは別のNGで話題にする方が適当だと思った時にはこれ を指定するんだね。まあ、記事中にも「Followup-To:は xxxxです」と書 いたほうが親切だと思うけどね。あ、ちなみに、Reply-To:は、リプライ してもらう時に、どこに電子メールしてもらうかを指定できるんだね。 ケン:ほお。そうなのね。じゃ、フォローする時には、NGに気をつけるのかな。 先生:うん、いいとこに気がついたね、ケンちゃん。フォローをする時には、ね、 Followup-To:で、NGが移動することもあるから注意が必要だね。また、 内容によっては自分で移動することもできるんだ。それから、引用だとか、 Subject:とか、References:とかにも注意したいね。 チカ:あ、Subject:ってさっきやったわね。フォローだと、題名はRe:がくっつく のよね。えーと、常にRe:でないと駄目なんでしたっけ。 先生:普通はそうなんだけど、でも、Subject:は、内容に即してた方がいいんだ。 だから、内容が全然変化しちゃったら、何も元のを使う必要はないんだよ。 さっきもいったけど、自分で変更して「hoge (Re: oge-oge)」のようにし てもいいんだ。 ケン:あ、あの、かっこのいいやつだナ。うーん、かっこつけてぇ。このこのぉ。 チカ:それなら、さっきもいったけど、signatureまで(関係ないのに)丸々引用 する必要はない、ってのもあったわね。 先生:そうだね。相手を特定するなら、「誰々さん」と書けばいいんだね。それ に、相手のsignatureを丸々引用するというのは、礼儀の場合もあるだろう けど。少くともfj.*では、別に礼儀とも何とも思われてない方が多いんだ。 むしろ、余計なものとして見られることが多いようだね。 チカ:そうなのよ。アタシ、知ってんだから。あれ、さっきもいった気がするわ。 ケン:そういうのを、デジャブっていうんだね。先生は、標準体形のデブだけど。 先生:それから、ソフトにもよるけど、引用している部分の行の最初は「>」がつ けられる場合が多いね。で、引用する場合には、引用をやたらに多くしな い方がいいようだね。 ケン:おら知ってるぞ。引用記号を「>」にしてて、こういう行が多いと投稿でき ないことがあるんだゾ。 先生:まあ、そういう場合に、投稿できるように引用方法や引用記号を変更する ことは可能なんだけどね。でも、何よりも「引用」ってことなんだから、 不必要な引用はしないで、必要最小限度にしておいた方がいいようだね。 チカ:そういえば、相手の一文一行、一言一句に対して、いちいち引用して、そ れに反論している人もいるわね。でも、そういうのだと、たいてい議論が 横道にいってしまって、効果的な議論になってないことが多いのよね。 先生:そうだね。むしろ、相手の意見の要点に対してだけ反論をすべきなんだな。 とにかく、投稿は自分の意見を書くものなんだよ。何も関係ない所を引用 することもないんだからね。 チカ:そうそう、相手の記事を完全に引用して、最後に、「わしもそう思う」と いう記事ってのも、イヤだわ、私。だって、それを読むと、何も考えてな いというか、あまり好意的に受けとれないことがあるもん。 先生:そうだね。何度もいうけど、引用は、必要な分だけにしたいね。それに、 意見ってのは、完全に一緒ということはあまりないね。さらにいえば、た とえ完全に賛成でも、なにも全文引用せずとも、「○○さんに賛成」だけ で済むことって多いと思うね。まあ、適宜に調整すればいいんだけどね。 ケン:でもなぁ。自分の都合のいい所だけ引用するってのものなぁ。よくないゾ。 それに、どう引用するかは、書く人の自由だゾ。 先生:それはそうなんだな。引用が少なすぎるのも問題だよね。程度の問題だね。 そして、どこを引用するのかってのも、結構むずかしい問題なんだよね。 でもね、ケンちゃん。読む人のこともちょっとは考えた方がいいと思うよ。 そして、自分の書いたのを読む人達の為に、自分が意見を伝えたい人達の 為に、すこしぐらいちょっとの努力をする、そのぐらいしようじゃないか。 そういうことが、より効果的に、自分の意見を伝えることになるんだから。 チカ:あと、References:ってのがあるわね。これって自動的にできるんでしょ? ケン:自動的にできてどんどこ長くなっちまうんだよね。これって。 先生:そうだね。References:ってのは、引用したり、あるいは、参照しているよ うな記事のMessage-IDをここに書くんだね。References:とか、陽に本文で 書くことで、元の記事を参照していることがわかるんだね。だから、IDで 参照をすれば、何も全文を引用するようなことは必要ないんだよ。それに だよ、引用したり参照していないなら、必ずしもReference:にいれること はないんだよ。意味なく長くしちゃうと、途中でトラブルの原因になった りするからね。 チカ:へえ、そうなの。ここって、手で編集してもいいの? 先生:そうだよ。ヘッダの部分だって、適正になるように注意した方がいいんだ。 ケン:ふぅん。そこらも自動的にやってくれれば楽でいいのに。 博士:そうぢゃ。が、そのうちそうなるぢゃろうて。いいかな、以上で終るぞ。 先生:うーん、死紙博士。それって、全然フォローになってないんですけどね。