博:ボケの死神博士です。 本:ツッコミの本郷です。 博:しかしなんですな、 本:はいな。 博:しかしなんですな。fj.*ってとこは、やっぱ怖いとこですな。 本:そうですねぇ投稿したら、何いわれるかわからないから不安ですね。 博:本郷君。もうかえろうよ。 本:なにを、博士、いたずらに怖がるのも問題ですよ。なにせ、敵ばかりではな いでしょ。あなたの友、味方、そういうサイドの人もいるはずですね。 博:横暴で怖い人もいるじゃないか。もう、なんていうか、そういう人も、な! 本:親切ないい人もいるじゃないですか。ほら、ここに、ほらほら。ここに、ね。 博:どこに、どこに。それはともかく、そういう味方もいないでもないなぁ。 本:そうですよ。仲間を信じて!より多くの仲間を味方にするように努力すれば、 道が開けるものですよ。 博:そうか。へへへ。かるいもんじゃんかよ。へらへら。 本:でもねぇ、なめて、あなどってしまうと、怪我しますよ。 博:えーん。そうなったらどうしよう。あいつら殺したる。 本:敵対する人が、別の悪意があると思わないように。物事はいい方にいい方に 考えた方が、精神衛生上よろしいと思いますけどね。 博:しかしなんですな。近頃の若者には腹が立ちますな。こらしめたろうか? 本:やめなさいって、特に、初投稿へのフォロー/リプライにはそれなりの気配 りをした方がいいでしょうが。自分の場合を考えましょうよ。 博:そうすね、「刷り込み」の効果って非常に大きいですから、最初が肝腎です な。だから、鉄は熱いうちにうった方が。 本:こらこら。それはそうだし、初投稿だからといって、何をしても許されると いうのではないのね。そこらを履き違えていると、後が大変ですよ。周囲と 摩擦をおこす危険が大きくなりますからね。そうなると、本人も大変だし、 周囲も、fj.*全体もたまらんですからね。まあ、むずかしい問題ですわな。 博:ところで、もしかするとfj.*ってのは、SEXと同じかも。 本:うん、きもちいい人もいれば、いやな人もいる。 博:初体験に不幸な経験をすると、恐怖症になっちまう。 本:かといって、サルのセンズリみたくなってしまうのも、問題はあるけど... 博:下手に悪い体験をすると、あっちこっちで「fj.*って恐い所だ」なんて言う し。もう、えらいこっちゃで、そうなると。 本:そういうこと。で、ちゃんとやってね。 編集部註:ここから役目交替 博:おいおい、なれなれしいなぁ。俺は仮にも上司だぞ。 本:仮りでしょ。かりたらかえさんかい、この馬鹿もん。利子をつけて耳をそろ えんかい。 博:馬鹿とはなんだ、馬鹿とは。無礼者。 本:無礼者とはなんだ。いかに上司とはいえ無礼なのはそっちだろうが。馬鹿だ けでなく無礼なんだな。 博:無礼とはなんだ、無礼とは。そっちだろうが。こっちは正しいことをいって んだぞ。それに反対するとは、おまえ、何か悪意があるか馬鹿者なんだな。 本:あのねぇ、自分が正義の味方で相手が悪というのは、自己弁護の屁理屈にな りがちなんですよ。 博:そういえばお前はだなぁ、人を馬鹿という悪いやつだろうが。 本:何をいうんですか。まったく。そら、いいましたけど。でもね。悪人呼ばわ りはないでしょ。まったくガキの喧嘩じゃあるまいし 博:う、、、っ。すまん。いまの「人を馬鹿という悪いやつ」だが、「悪いやつ」 が余計であった。つい感情にながされてしまったようやな。 本:あのなぁ。全国1千万とんで1人(笑)の読者の前で悪者扱いされた、このお としまえ、どないしてくれる? 博:すまん。単に「人を馬鹿というのはやめろ」といえばよかったし、ちょっと 興奮してしまった。 本:しかたないな。あやまればいいんじゃ。 博:けっ、じゃ、今日はこのぐらいにしてやろう。 本:それが一言多いのだよ。 博:しかしなんですな。 本:なんですか。 博:どうしても売り言葉に買い言葉になってしまいますね。ああいうように、 怒って投稿すると礼儀なんかぶっ飛びますが、あとで反省しても遅いわけ です 本:どうも商売が好きな人が多いようで。油売ったり、ひんしゅく買ったり...。 博:それはともかく。議論というか口論が激しくなるほど。「書く礼儀」と 「読む礼儀」というのはやった方がいいなぁ。 本:まあ、礼儀正しく、よい子ならそれでいいってもんじゃないんですけどね。 別に虚礼をしろというのではなく、そうする方が効果的であり有利だから。 博:そう、使う言葉に含まれる礼儀がわかって「あの人いい人」ってなるのと、 なんとなく「あいつ暴言ばかりだな」と思われるのでは、やっぱ、なんちゅ うか所詮感情のある人間が読んでるわけだし、周囲にいる人から好感を持た れた方がいいですな。まあ、インギンブレイってのもあるし、よそよそしい 過度な敬語を使うのも問題ですわな。 本:まあ、博士と私の間でも(ウフッ)言葉の礼儀はいるわね。だから、親しき 仲であっても、最小限度の礼儀は必要なのね。妙な慣れ慣れしさとか、ハイ にうかれたのっては、親しみの表現とうけとれない人もいるしぃ。 博:まあ、そうさな。相手がいての表現といえますからね。でも、まずは、自分 でも読んでほしいなぁ。自分でも読んでわからんのとちがうかって文章があ るからな。 本:そうすね、そういうソコツさってのは、読まされる方はたまらんですからね。 だから、自分がポストする前に,それを読む習慣がほしいとこですね。 特に怒ったりして興奮していると、自分でも何書いてるかわからん時ありま すからね。自分で冷静に読んでみて、自分ですらわかりにくかったり、誤解 しないかチェックした方がいいですね。 博:そうそう、それに、ポストしてしばらくしてから、もう一度、自分の記事を、 客観的によめば、ポストした時に気がつかなかった、注意すべき点が見えて くるかもしれんからな。そうして次に改善してみるのも、ひとつの手ではあ るな。 本:特に怒って記事を書く場合、フォローする元記事を読み違えてることもある わけだ。記事をきちんと読んでからフォローするのもひとつの礼儀ですわな。 勝手に読みまちがえて、勝手に怒っているってことも、ないでもないですか ら。 博:さらに、自分の記事への反応を追うようにした方がいいでしょうし、そうす ることは、楽しいことでもありますよ。なしのつぶてと思っていても、1月 ぐらいしてから反応があることもありけどね。 本:そういう時は、「もう、しばらく様子をみてみましょう」(三代目黄門) 博:でもなあ、なんですな。 本:なんですか。 博:そうはいっても、どうして、こう、めっちゃ、むかつくことを書くやつらが おるのかいなぁ。 本:でもねぇ、「書くな」というのはむずかしいですよ。それに、自分が逆の立 場になってみると、書くのが禁止されるような世の中になるのもねぇ....。 言論の自由というのは、自分の責任において何を言ってもいい表現の自由で す。だから、時には自分にとっては不快な記事が流れてくることもあるわけ。 博:まあ、何を読むか読まないかの選択の自由、そして相手を無視する自由も同 時にわるわけで。不快が予想されてむかつくようなニュースグループや相手 の記事は「読まない」という手もあるわけだ。そう、読みたいのを指定する ように、読みたくない記事も、読み手側が取捨選択すればいいだけだな。 本:「むかつくから書くな」というのと同様「俺のほしい記事を書け」という要 望は、どちらもできるもんじゃない。だって、書いているのは、別に読み手 にサービスしてお金もらっている人じゃないわけで...。 博:そう、べつに読むのだって、全部くまなく読まねばならぬ、というものでは ない。読みたいから読むんだから。無理して読まないでもいいでしょうな。 編集部註: 説明しよう。gnusやrn等のニュースリーダには、kill機能というものがある。こ れにより、読みたくないと思うものは、なんと、指定することで読まずに済ませ ることができるのだ。その指定は、特定の話題とか、特定の投稿者という形で設 定することができる。どのように使うかは、それぞれのニュースリーダのマニュ アルでも見て欲しい。それじゃ、よい子の諸君、また会おう。 本:でもねぇ、見ないようにしたからといって、それじゃ問題は本質的に解決し ないんじゃないかなぁ。 博:そうはいうがな、じゃ、どうするの?そういう相手をつるしあげるの? おねがいすればやめる相手ばかりじゃないのだよ。それに、そもそも、君が 不快ってのは、あくまでも君の主観であって、それを基準にして、魔女狩り みたいに、「あいつは悪人」とわめいて追放でもしようってわけ? 本:いや、だから、まともな世間なみの常識あるようになってもらいたいだけで。 博:それはそうだ。そうあってもらいたいものだ。でも、ね。それを自分で実行 するように、まずはしようじゃないか。自分でする分ならいくらでもできる さ。でも、他人に何かをしてもらおうと要求するのは、むずかしいことだよ。 本:それはそうですけどね。でも、あんな奴らをほっておいていいものかと。 博:いやいや、単に君が相手を誤解していて、それをもとにして相手を攻撃しよ うとしているだけだったらどうなんだ。君が糾弾して追放しようという相手 は、自分は無実の罪を君からいわれたと思い、今度は君を糾弾するかもしれ ない。 本:だから、ですね。 博:そら、私もfj.*を理性のある状態にしたいさ。でも、それはすぐにできない のさ。もちろんんその為の努力を忘れてはいけないのだけどね。だから、時 には、やめてほしいという願いは、聞いてもらえることもあるけど、また、 聞いてもらえないこともあるのさ。だから、たとえ本質的解決にならなくて も、便法として、読まないようにして、自分があえて不快にならないように する、ってのも精神衛生上の手なわけだよ。 本:やっぱり、それってずるいような気がします。 博:でもね、文字だけのコミュニケーションの限界とでもいうのか、相手を誤解 し、話がすれちがってしまう危険が高いんだよ。そして、どうしても普通よ り怒りっぽくなってしまう傾向があるのさ。そういう場所で、冷静な理性を たもち、自己防衛には、君子あやうきに近よらず、ってのも手なわけだよ。 本:まあ、唯一絶対の手とは思いませんが。 博:その通り。これしかないという方法ではない。そら、どういう対処をするか は君の自由さ。ただ、こういう有効な方法もある、っていってるだけだよ。 あくまで君が、相互理解のために、あえて暴言による口論になってもいいっ てなら、それはとめないよ。ただ、儂は、そういう筆禍事件をやって、疲れ てるし、そこまでfj.*にかかわる時間的・精神的余裕がないんだよ。 本:そうですか。 博:そうじゃ、こういう方法があるということを知ってもらいたいのじゃ。しか しなんですか、今の常連連中は、イニシエーションとかいって初心者をいた ぶったりしている奴らばかりですな。そういう奴にならないように、この本 を一から十までよく読んでいただき、それを守って活躍してもらいたいので あります。 本:ケッ、偉そうなこというなこのボケぇ。黙ってきいてれば、えらそうなこと を。これを読んでいる人には、その人なりの方法があってしかるべきでしょ うに。なにも、この「fj.*の歩き方」にある記述を絶対視することはないわ けでしょうが。なにせ状況はどんどん変化しているし、書いてないようなこ とがどんどん発生するわけだ。そう、自分で判断して、自分の足で歩いても らうんじゃないの?そういうのに、なにさ、まるで自分が正論ばかりいって いるようにえらそうに、このカンプラチンキのトンチキ、スットコドッコー イのパイポパイポのシューリンガーのポンポコナーのポンポコピー。 博:本郷ちゃんごめん。 あ、 おほん。かように、いろんな価値が同時に存在 するってのが、fj.*の特徴でもあるわけでして。ともあれ、いろいろいって まいりましたが、これ、すべて、fj.*を愛すればこそ。皆様のfj.*での御多 幸を祈りつつ、これにて本篇は終らせていただきます。 本:附録もよろしくネ。 (c) 1994,1995,1996 Editors of "fj.* no arukikata."