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−21世紀への夢−
 もうすぐ20世紀が終わり、子供の頃に夢見た21世紀・・・車が空を飛び、ロボットが町を歩き、 宇宙旅行、そんな夢とはかけ離れた、より現実的な21世紀の幕開けがやってきます。子供の頃の 多くの夢は、夢のままで21世紀の課題として残ります。でも、その夢の中のいくつかは20世紀末に、 夢の速度を超えて僕たちの前で進化を遂げました。例えば、「携帯電話」「インターネット」です。 「インターネット」が爆発的に普及するこの時代、それを助けるツールとしての役目を担い「パーソナル コンピュータ」も飛躍的な進歩を遂げました。

−パーソナルコンピュータとの出会い−
 はろとパソコンの出会いは、1986年まだ高校生の時でした。最初のパソコンを親に買ってもらうのに 「これからは、コンピュータの時代が来る」とか色々と理由を考えていたのを思い出します。やっと近所の 電気屋さんで買ってもらったパソコンは、60cm四方はあろうかという大きな筐体にキーボードがくっ付いて いました。モニターは、14インチの8色カラーでした。CPUは8ビットで、メモリは64KBです。 BASICのROMが2/3を占有していたので、プログラムが使えるのは22KB程度でした。 そのプログラムの保存には、これもデータレコーダを使っていました。 それから、15年の歳月が流れました。今では、CPUは32ビット。もうすぐ64ビットも視野に入って きています。メモリは、当時の1000倍である64MBは最低レベルになりました。外部記憶装置は データレコーダーは知っている人もほとんどいなくなり、FDどころか10GBオーバーのHDDを エントリーモデルでも積んでいます。ホームパソコンのビジネスパソコンも、今やインターネットに繋がるのは あたりまえです。ここに掲載するのは、これまでの15年間に私が出会った、そして私の前から消えていった 多くのパソコン達です。

−携帯情報端末(PDA)との出会い−
・・・1997年・・・
 「SONY パームトップ」→「CASIO DK-7200」→「シャープ PA-Z500(WIZ)」。そして、最終兵器「CASIOPEA」を 導入しました。これで、悲願の「ポケットエクセル」「PCとの容易なリンク」を実現し、最終目標の「お外でインター ネット」「お外で電子メール」にあと一歩まで近づいています。(あと一歩なのはCASIOPEAに搭載しているPIEがハング しっぱなしになるから。)

・・・2000年・・・
 「指先で世界の情報を...」長い間の夢が、やっとかなう時代がやってきました。今まで、多くの携帯情報(デバイス)を 所持してきましたが、どれも後一歩のところで夢の実現には至りませんでした。しかし、ここ数年のハードウェアの 小型化は、ポケットに入るサイズの端末にも多くの機能を組み込めるようになりました。安価なデバイスにも搭載できるほど 「カラー液晶」の低価格化が進みました。メモリの低価格化で、こんな小さなデバイスにも32MB以上の記憶容量を確保 できるようになりました。それは、ブラウザなどのソフトが安定して稼動できる基盤になりました。「MP3」はこれらの デバイスで、音楽を聴くことを手軽にしました。「インターネット」と「携帯電話」の普及により、ケーブルなり通信カードを さすだけで、世界中のネットワークに繋ぐことが可能になりました。これら、それぞれの技術の進歩の先に、夢の実現が見えて きました。20世紀末の現在、携帯情報端末への夢の多くは実現したと言ってよいでしょう。そして、今生まれたばかりの新しい デバイス、「Palm」「PokcetPC」は夢をより確かなものにしてくれる事でしょう。ここに登場するデバイスは、 これまでの携帯情報端末の進化の歴史なかで出会った可愛いデバイス達です。

(C)1997-2000 NEO TAGAWA PROJECT