パール・グラミー

パール・グラミー

木登り魚はどなたもご存じですよね。 実際に木の上まで登れるわけではないので、 発見者はきっと鳥に捕まえられ藻掻いて逃げたものを見つけて勘違いでもしたのだろうと 言われています。
でも、木の上で生きていたのは事実でしょう。 この仲間は迷路器官と呼ばれる空気呼吸をする器官を持っています。 しかも、ハゼやクララみたいに水辺を這いずり回るそうです。でもいくらなんでも 木の上まではちょっとね。
夜中には岸辺に上がってごろりと横になって眠るそうです。陸の方が危険に思えるのですけど、 まあ、許してあげましょう。
木登り魚自体は地味だし、口が大きいし、水槽で飼うのには適しているとは思えません。 しかしこの仲間は、丈夫で、繁殖も泡の浮巣を作ったりとなかなかです。 形もいいし、色も綺麗です。 特に細い腹鰭がアンテナがわりに使っているのか、ちょこまかと動くのが可愛いのです。
キッシング・グラミーは知ってますか。 キスをする魚として結構有名だと思うのですが。 これは求婚の儀式ではなく喧嘩をしているところです。 これで分かる通り、喧嘩っ早いのが欠点です。
グラミーの中でも一番美しいと言われているのが(私が言ってます)パール・グラミーです。 ヒドラが繁殖したときに入れると全部食べ尽くすと言われています。
ちなみに、グラミーで大儲けする方法は思いつきませんでした。グラミー賞でも取って下さい