壬申の乱(672年)で近江朝廷が壊滅してから100年続いた天武系皇統は、770(宝亀元)年、聖武天皇の皇女・称徳(=孝謙)天皇の死去を機に天智天皇系皇統に転換した。770年、天智天皇の皇孫・光仁天皇が即位し、781年、その皇太子が即位し、桓武天皇となった。784(延暦3)年、桓武天皇は、長岡京に都を遷した。 ここに、古代は終焉を迎え、平安時代が幕をあける。