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[2006.11] [おもいつき] [ほーむ]
[2006.10]

おもいつきのきろく

2006.11 - 癲狂の記録

そして、もし君たちが、自分自身の自由のために戦うこともできないというのなら
……君たちはその自由に値しない。
(Lawrence Lessig)

<宿題&予定>
12/27 1500 仙台市立病院通院
12/14 2100 [ふたご座流星群極大]
12/12 1000 東北会病院通院
12/04 1100 ミーティング

2006-11-30(木)

曇り。

不調で寝ている。

2冊受取。

『ちはやふる奥の細道』卒読。

『'60年代日本 SF ベスト集成』卒読。

『'60年代〜』を読んだ以上,次は『'71〜』。

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2006-11-29(水)

晴れ。

PHS での,おそらく最後の通話。ねているところ,ごめんね。迷惑かもしれないと,思ったりはしたけれど,でも,そう,したかった。自分勝手だけれども。もう,あまり残り時間が無い。

SEIYU。

この 2日ほど,雨で散歩もサボってたので,今日はちょっと大回りしてみる。虹。カメラもケータイも持って出なかったので,撮れず。天気雨。少し走ってみたりして (「おとな」になると,電車だのの「時刻」に走ることはあっても,走るために走る,ことが少なくなるように思う)。汗ばんだせいなのか,冷えたせいなのか,戻ってきたらちょっと具合悪。と,書いても,何が「本当」なのか。

大貫妙子『彼と彼女のソネット』。

いくつもの偶然からあなたにひかれてゆく
君はそう…いつのまにか知ってる
僕をこえて歩いて行けることを

Don Henley『The Boys Of Summer』。

I'm driving by your house
Though I know you're not home
I never will foget forget those days.

忘れはしないと思うけれども,でも,それでも,「わたし」をこえて生きていって欲しい,というのは,わがままかもしれない。

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2006-11-28(火)

雨。

コミュニティセンターに寄ってから,東北会病院通院。

業務スーパー。さのや。

SEIYU。

基幹部分にコピー部品が使われていたなんて事態」とか書くから,零式艦上戦闘機あたりを思い出しちゃったじゃないか。

「エンジンなど基幹部品に力を注いでいたらデザインまで手が回らなかった。次回はちゃんとするから今回は大目に見てちょうだい」と言いたかったであろうことを期待したい。まして、外から見えないからといって基幹部分にコピー部品が使われていたなんて事態は、外国人のみならず誇り高き中国人ユーザーも想像したくないはずだ。

「ゼロ戦」(あぁ,戦後になっての都市伝説に馬鹿されてるような輩だったら,「レイセン」ですかね?) が,「独自技術の花」なんぞではないことは,「技術」がわかっているなら瞭然のこと。エンジン? プロペラ? 20ミリ? 挙句は全体設計さえも (堀越二郎の設計した他の機種の設計所要時間を見よう)。コピーすらマトモにできなかったのは,航空機のような「先端技術」を見なくとも,銃火器のような陸戦基本装備だけでも充分。戦略,作戦,戦術,そして,兵站といわれるような「戦争の基本」を知らずとも,「兵器カタログ」で,戦車とかの見かけだけで,戦争の結果で有利を得るようなものではなかったのはわかるはず。「奉じる」「精神」。騙す側も騙す側だけれど,騙される側も同様。どんなに念じたとしても,九七式中戦車の装甲が M3 Stuart より,厚くなるわけでもない。

会社の販促だけでなく,他にも使えるかもしれない。

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2006-11-27(月)

雨。

書庫から『ちはやふる奥の細道』を見つけ出して読み始めてみたら,「色眼鏡の狂詩曲」(筒井康隆:著) が気になってきて,まずは『'60年代日本 SF ベスト集成』で,こっちを読む。

ミーティング。

「「押しの強さ」で國家邁進」と,相撲協会の会長 (当時) が言ったというが,ジョークではないことが簡単には信じられない。

今日未曾有の事變にのぞみまして、東亞新秩序の建設にむかつて國をあげて邁進いたしまするにあたり、あくまで押しの強さを要することは申すまでもありませぬ。同胞悉くが、協心戮力いたしまして、謂ゆる長期建設の覚悟を一層かたくし、忠君愛国の實を擧げまするためには、相撲道による心身の鍛練を最も緊要とするのであります。

マスメディアに取り上げられているのは,教育基本法改正 (仕込みがバレても,まだ「規範意識」とか言って通るのは凄い) ばかりで,あとは,防衛省昇格あたりだけれども,共謀罪の審議入りも画策されているようだ。有事関連 7法 (国民保護法や武力事態対処法等) と同様に,「公正な選挙で選ばれた議員たちが,審議を尽くした上で,採決」へと。で,どれも,「アレの改正」への着実なステップであり,観測気球であり。

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2006-11-26(日)

深夜には少し薄い雲もあったけれど,明けてみればほぼ快晴。夕方になって曇り。夜になって雨。今朝も放射冷却で冷える。家の屋根やガレージにも霜。

定義如来へ。国道 286号を西へ向かって,県道 62号で右に分かれて (秋保通),秋保温泉を通過。仙台市立秋保中学校で右に入って国道 457号を通って,国道 48号 (作並街道) を北西に。熊ヶ根交差点を右折して,県道 263号,県道 55号を北に進む。大倉ダム貯水池 (大倉湖) を右に見ながら市道高畑定義線を進み,大倉大橋を渡って,県道 55号に戻って北上。

「タバスコを初めて日本に輸入したのはアントニオ猪木」なんていう嘘を書いているところがまだある。そもそも「タバスコ」は,(マキルヘニーが独占権を主張しているにしても) トウガラシの品種名であって,さらに言えばメキシコにある州の名前。タバスコ・ペッパーソースが日本に入ってきたのは,昭和 20年代。当時,猪木寛至は,アントンフーズ設立どころか,まだブラジル移住前の子どもだ。

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2006-11-25(土)

ほぼ快晴。夜から朝にかけてもあまり雲がかからなかったために,放射冷却が効きまくって,今朝の最低気温は 0℃近くまで下がる。

散髪。

グランプリのメールもよいけれど,「がんばつたな」が泣ける。

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2006-11-24(金)

晴れ。

業務スーパー。サトー商会。Tha Mall の SEIYU で,テフロン加工のハーフコートを買ってもらう。

昼ごはん。ラーメン明太ライスセット@とんこつラーメン 楽。

ケーヨーデイツー。さのや。やまや。

1冊受取り。

何を今更あせることが。

鳴かぬなら黙って観ているホトトギス

「外国人労働者」や「移民」への感情的反発を「文化」としながらも,「経済」の利害を最重要と見做す人々にとっては,労働力人口の減少への策は,「就業促進」「少子化対策」しか無いのだろう。労働力の評価基準を価格に特化しようとしている人々にとって見れば,「外国人労働者」も在来民の「ワーキング・プア」も,取替え可能で使い捨てのできる生産部品でしかないということに変わりはないはずなのだけれど。嘗ての南北アメリカ大陸や満州への「移民」「棄民」(北海道開拓も同じか) と同じ構図で,今は流れが逆になっているということに,まだ想いが及ばないだけなのか。

 厚生労働省は23日までに、現在の勢いのまま人口減少が進んだ場合、労働力人口(15歳以上の就業者と求職者の合計)は2030年以降急速に落ち込み、2050年には、2004年の水準より2171万人少ない4471万人に減少するとの試算をまとめた。雇用対策が成功し高齢男性や30代前半の女性の就労が飛躍的に進んだ場合でも4864万人になる見込み。労働力人口の減少は経済に深刻な影響を与えかねず、新たな少子化対策を求める声がさらに強まりそうだ。

「生産年齢」とされる「15〜64歳」の減少は,国立社会保障・人口問題研究所の統計でも既出だけれども,数字としてはより深刻なものになっているわけだ。

第二次世界大戦後の高度経済成長では,(戦前からの延長での) 農業からの商工業への「就業促進」。機械化で農家の負担はたしかに減っただろうし,それは望ましいことではあったのだろうけれども,今に続く農村の高齢化は,多くの若年層を農業からの「就業促進」で失ったことも大きいはず。「農村花嫁」にしても,「長男以外」の「動員」が広まった結果だろう。ただし,継続して日本全体に「外国人花嫁」が増加している (2004年の統計で 5.5%) のは,むしろ都市部だろう。「国際結婚」の増加傾向は,血統主義者にとっては,おそらく具合の悪いことだけれども,実際に「混血」が進み,「移民」も入ってくる (きている) となれば,否応無く「社会」「文化」は変容していくし,それは寧ろ自然なこと。あえて拒絶・抵抗して,或いは,強制的に「同化」させようとして,不幸な対立や差別を拡大するのか,もしくは,文化も個人も異なるものの「共生」が「社会」だとして議論しながら共和していこうとするのか。

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2006-11-23(木)

晴れ。夕方になって曇り。AEON SuC。ケーヨーデイツー。

畑。ダイコン,ハクサイ収穫。

ダイコンを鉈切り。

残すは「あと 3ヶ月」,かな。そう思えば,意外とラクなのが。

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2006-11-22(水)

晴れときどき曇り。小雪。

"ethnocentrism" とは,なんと罹りやすい「病」であることか。「国家」も「民族」も「文化」も,「自分そのもの」でもなければ「地域・社会そのもの」でもなく,共同幻想でしかないのに。"ethnocentrism" は,「自文化中心主義」「自民族中心主義」等と訳されることが多いようだけれど,「中心」というよりは「中華」。「中華」だと特定の国家・地域や「民族」であるとの色眼鏡が入りやすいか。寧ろ「絶対主義」「原理主義」が適当か。

 「誇り」とは聞こえがいいのですが、一歩間違うと自分以外を見下すこと、驕りになっててしまうことを我々は留意すべきです。過剰な「誇り」は、必ずや報いが来ることを歴史が教えています。

言われてみれば,「国家」や「民族」等ばかりではなく,「郷土の偉人」と同化しているかのように語るエライヒト (当の「偉人」にしてみればどうなのかと思う) も,少なくない。「学びと尊敬の対象」として大切にするというのなら妥当だろうけれど,何かかにかの絡みを探し出して (「家系」「誰某所縁の」とか同じ構図)「愛着」持ってみるとかの他愛無い道楽程度ならまだしも,たまたま生まれたり育ったりした地域・社会集団から「偉人」が出たからといって,その功績は「移住してきただけ」ではない「土着」の人によるものでもない。

 僕は山東省の出身で孔子と同じ故郷を持ちます。言われてみれば少しうれしいですが、自分にとって、孔子は学びと尊敬の対象に過ぎません。誇りに思う資格は、僕にはないと考えています。そもそも僕の先祖がもともと山東省の人間ではなく、遠いところから山東省に移住してきただけでした。

「宋文洲」といえば,「「モラル」の低い「貧しい国民性」」による攻撃の対象にもなっていたことを思い出す。夏目房之介の言う通り,「そのまま買い言葉を返したくなる。だが、そう返したところで、所詮は同じ言葉を違う文脈で使い、怒りを投げ合うだけで、クソ面白くもない。買う価値など、何もない」。まったくもって,真面目に受け止めるに値しない。だけれども,こういった攻撃は,目立つものではあるし,簡単に蔓延るものでもある。攻撃者に対して,同じ土俵で反撃する馬鹿はする必要もないし,かえって有害でもある。「対立する」ということは,枠組みは同じくしているということだ。かといって,無視するだけでは,「声の大きい」攻撃者は,いつの間にか,「多数」のふりをし始め,「多数」と了解されてしまうこともある。妥当なのは,「価値が無い」,それを (しつこく) 示し続けること,かもしれない。

 でも、それだけなら、わざわざブログに書こうとまで思わなかった。ショックを受けたのは、その次のメルマガを読んだときだった。宋さんを激励するメールを紹介し、それへの答えとして書かれた宋さんの文章に、こんな箇所があった。
〈実は先日こんなメールが当社の業務問合せサイトに送られてきました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
お問合せ内容
犯罪者、村上を社外取締役に迎えるとは、企業モラルが低いにもほどがある。日本には日本の文化があり、やり方があるのだ。おまえのところの、ちょんころ会長、日本が気に食わないのならさっさと、貧しい国民性の中国に帰ればいいだろう。たかだか中国人のくせに、偉そうに日本人のやり方を批判するな。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
[略]多くの日本人はそうでないと分かっていますが、それにしてもこれまではこんなことはありえないことでした。似たことは当社の掲示板にも書いていますし、タクシードライバーからも言われています。
僕なんか早く国に帰った方がいいかなとこの頃考えたりしますが。〉(「効率化の最後の聖域へ」2006.6.23(第49号)より)
 僕は珍しく怒りで頭が沸騰した。こういう無責任な言葉を匿名で送りつける輩を見ると、反吐が出る。批判など、するも愚かな文だ。こういう連中は、必ず正確に自分に当てはまる表現をするのが常である。「モラル」の低い「貧しい国民性」で人を、それが何国人であれ「批判」などするな、とそのまま買い言葉を返したくなる。だが、そう返したところで、所詮は同じ言葉を違う文脈で使い、怒りを投げ合うだけで、クソ面白くもない。買う価値など、何もない。

しつこく。こちらの話は,"ethnocentrism" そのものではないけれども,「(伝染) 病者」(しかも,誤認識) に対する「健康な人」による根強過ぎる偏見という構図は相似。しつこくしつこく。

 この日、菊池恵楓園入所者自治会に寄せられた電話は十数件。ほとんどが「お前たちがホテルを廃業に追い込んだ」という中傷や無言電話だが、中には入所者を激励する内容も数件あった。同自治会の太田明会長(60)は「誤解を解くため誠心誠意応対したい」と語った。
 県にも「ホテル従業員を路頭に迷わせる気か」などと、県の行政処分方針を批判する電話が十件以上。

教育基本法「改正案」。結局,野党も参院での特別委員会審議に応じる。「充分な審議」とやらを与野党それぞれ何処まで上手に演じられるか。占領下でできた成立過程」に拘り続ける (ふりをして,それを口実に別の目的を達しようとする) 発言は,相変わらずの上に,「改憲論」と全く同じ。こんな芸の無い話でいつまで引っ張れるのか,引っ張られるのか。もう少し違うネタはないのか,と茶碗を箸で叩きたくなりそうだけれど,予定調和なストーリーの方がウケがいいのだろうか。

 参院教育基本法特別委員会は22日、安倍晋三首相が出席して教育基本法改正案の実質審議をスタートした。首相は現行法について「教育水準の向上を図り、一定の役割を果たしたが、占領下でできた成立過程も指摘せざるを得ない」と述べ、公約である「戦後体制の見直し」の観点から改正の意義を強調した。舛添要一氏(自民)への答弁。
 伊吹文明文部科学相は高校での履修単位不足やいじめ問題に関連し、「教育委員会に対し調査、指導する権限がない。ぜひ論議してほしい」と述べた。【平元英治】

米国による「占領」にどれだけ恨みを持っているのだか,ちっとも分からないのだけれど (日頃から「占領軍」に出て行かれては困る,という言動をしているのだし),占領下でできた成立過程」とは,それ程大事なことなのか? 当時の GHQ 民政局が「米国のアカ」だったとしても,今,この時点で,それが問題なのか? 現実に「基本」とするべきことに,変更が必要とされているのか否か,もし必要だとしたら,どういうことが有効なのか,だけが,政治的に有効な議論なはずだ。感情論や倫理観の「ために」するのは,結局,内心の統制への欲望でしかないことの表れ。原作がどうにもならない酔っ払い妄想なことは置いても,脚本も演出も演者も下手くそ。観る方にも「観巧者」が不足しているようだから,バランスは取れているのかもしれない。おやおや,「教育委員会に対し調査、指導する権限がない」とな? 調査・指導する「権限が無い」のは知っていたということか? 勿論,知らないはずはないのだけれど。教育委員会や学校に対して,「法的拘束力」を主張して (「法的」というところで,法律でも何でもないことも暴露してしまっているのだが),「学習指導要領」だの「通達」「指示」の名前で脅して,失礼,善導してきたのは,どういう根拠があったのかしらん? 越権行為・脱法行為であると認めるわけにはいかないだろうから,この発言はうまく処理する必要があるかもしれない。

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2006-11-21(火)

早朝までは雨。晴れ。近くの谷が朝方霧に煙る (?) のは,川のためのようだ。

ボウリング@ボールグルーバーズ。流石に 8G / 2h もすると,左膝と腰にくる。月イチ・ペースとはいえ,ほんの少しずつだけは進歩しているかな? 精度と安定性・持久力に欠けるのは相変わらずだけれど。気がついたら,眼鏡の右レンズが割れている。途中で落した時に割ったのか。3年前に買った高めのじゃなくて,(たぶん) その前の前の川口で買って昨年末ドタバタしたもの。

昼ごはん。塩ラーメン & (会員特典でおまけの) 餃子@松月

Tha Mall。フルジップニットの上着を買ってもらう。BGM で Duran Duran の「A View To A Kill」なんて流れてたり。 ♪Until we dance into the fire ♪That fatal kiss is all we need ♪。そういえば,そろそろ Wham! の「Last Cristmas」とかの時期か。

ツルハ。スーパー銭湯。

「モタさん」こと斎藤茂太氏,心不全で死去。酒が理由だと拙いところだったが。

腰の痛みは,筋筋膜性腰痛 (所謂「ぎっくり腰」のひとつ) のように深いところからではなく,背筋のあたりの感じ。立ったままでいたり,座ったままでいれば,ほとんど痛みも無いけれども,座っているところから立ち上がると,腰が伸ばせない。痛みで固まっているようなので,腹筋をストレッチすると少し楽になる。

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2006-11-20(月)

雨。

遅ればせながら,RT-200KI の version up to 01.03.0007。

ミーティング。

業務スーパー。さのや。マロニエ。

1冊受取り。

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2006-11-19(日)

晴れのち曇り。夜になって雨。

畑。籾殻撒き。落葉片付け。

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2006-11-18(土)

曇り。

若い人が食べるから、デジタル」。「デジタル人間」と「アナログ人間」,とか言ってしまう場合,言っている当人は自称「アナログ人間」だったりするのは,共通していないか。

相撲は日本の国技」となった理由は,結局…。何処かの誰かさん達 (他から見れば,自分もその一人だったり) にとっての「常識」であっても,それが「なぜ、そうなんですか?」と思えるかどうかで,大きな差がある。もっとも,気づくことははたしてシアワセなのか? という話もあるけれど。

「どこの国でも行われている自然な」とか「涵養が必要」とかしか言えない書けない考えられないアタマの持ち主は,冒頭の質問に「NO」と答えることだろう。明治以降,特に昭和前期の教育が如何に有効であったかの証明。そして,彼等が貶す「戦後教育」の失敗の証左でもある。「騙っているだけの偽者」「日教組や反日朝鮮人の陰謀」「この教員に左翼洗脳教育を許すな」とか言い出すだろう。そういうのは街宣車に任せておけば,というか,既に旧右翼も新右翼も置き去りにするまでに張り切っている輩が蔓延している。「立派な大人」に意見してもらえる今時の子どもはシアワセだ。

◆中学生の意見 匿名の大人が"批判"
 "愛国心"とは、こんな卑劣な"心"なのでしょうか。「教育基本法」改正案について、札幌の中学生が安倍総理に、「反対の声明文」を送ったところ、「匿名の大人」から「抗議文」が届きました。15歳の"自由な意見"に"脅迫"ともとれる批判でした。
 (衆院議長)「賛成の諸君の起立を求めます。賛成多数。よって、この法案は可決されました」
自民・公明与党だけの出席で衆議院を通過した「教育基本法」。ポイントのひとつは、初めて文言になる「愛国心」。賛否が分かれる問題です。
 この「改正教育基本法」について札幌の中学校では、女子生徒たちが自ら勉強して、「愛国心を国民に強制するものだ」との結論に至りました。そして、この法案に反対する声明文を安倍晋三総理大臣あてにおととい送ったのです。
 (女子生徒)「自分の国を大切にというのはいいが、間違った方向に進んでいるんじゃないか」「反対の人はしょうがないと思っている。動かないとこのままですよね」
 こう話してくれた中学生。実は、きのうの約束では、普通にインタビューさせてもらう予定でした。なぜ、取材が匿名になったのか。
 (抗議のメール)「阿部首相の送った中学生の意見書は何だ?お前ら、学校で何を教えているんだ」
 この彼女たちの行動を知った一部の大人が、彼女たちに対する脅迫ともとれるメールを匿名で送りつけてきたのです。
 (教頭)「生徒が自分で関心を持って意見を表明したのは素晴らしい。いろいろな意見を封じ込める残念な反響だ」
 この学校では、生徒それぞれが意見を書いたカードを送る準備もしています。生徒たちが自分で考えて「押し付けだ」と感じた教育基本法改正案。「愛国心の強制」どころか、「言論の自由」さえも封殺しようという大人の行為に、15歳の心は深く傷つきました。
 法案についての「賛成」「反対」があるのは当然だと思います。15歳の彼女たちは自分たちで考えて、著名もつけて安倍総理に反対の意思を表明しました。ところが、それを知った一部の大人は「匿名」で彼女たちを批判した。あまりにも卑劣ではないでしょうか。 (2006年11月17日(金)「どさんこワイド180」)
 十六日、衆院本会議で可決された教育基本法改正案について、北星学園女子中高(浅里慎也校長、札幌市中央区)の中学三年生が同日、改正反対を訴える安倍晋三首相あての意見書を送った。同校は現行の教育基本法をつくったメンバーの一人、河井道(一八七七−一九五三年)の母校で、生徒たちは「先輩がつくった基本法の精神を曲げないで」と訴えている。
 意見書はA4サイズで四枚。教育の目標として「我が国と郷土を愛する態度を養う」ことを掲げた改正案について、「国を愛する心は人それぞれが自分から思うものであって、おしつけられるものではない」と指摘。安倍首相に「本当に私たちの将来のことを考えてくれていますか? 返答をください」と求めた。
 社会科で教育勅語について学んだのがきっかけ。改正案で「愛国心」が重視されていることを知った三年生一クラスの二十七人が「戦前のように心が強制されるのは嫌」と相談。連名で意見書を作成し、安倍首相のほか各党、扇千景参院議長にファクスで送った。
 改正案に反対する声は学校全体に広がり、中学では署名活動も行い、高校も意見書を作成したほか、一人ずつ反対意見を記したカードも募集した。十七日にも安倍首相や伊吹文明文部科学相などに郵送する。
 高校三年の生徒は「国にとって好ましくない人物というだけで、仕事などに影響が出るのは怖い」と訴える。意見書を送ったクラス担任の北野聡子教諭(32)は「子どもたちの行動力に驚いた。考える力が育っている証拠で、担任として誇りに思う」と話している。

河井道は,「教育基本法をつくったメンバーの一人」であり,また,昭和天皇を「救った」人物でもある。

 マッカーサーの天皇の処遇問題に関する回答は翌年1946年1月25日のワシントンにあてた電報に記されている。
「天皇を戦犯とみなすに足る確実な証拠は発見できなかった。天皇を破滅させれば、国家が崩壊するであろう。(混乱を抑えるため)最低100万人の兵力を必要とし、予測できない長期間の駐留が必要となるだろう」
 この報告を受けて、ワシントンの天皇訴追論は終止符を打つことになる。
 フェラーズは晩年のインタビューでこう語っている。
「当時、本国(=米国)や連合国の間で天皇批判の声が高く、その圧力に抗するために覚書を書いた。大体の案はあったのだが、確認のために河井道に協力してもらった。(中略)河井道自身は知らないことかもしれないが、マッカーサーの天皇観は、たぶん河井の影響を受けている」

「戦後教育」をただ貶める輩も,彼等に「敵対」する「サヨク」も,時々忘れているようだけれども,ナショナリズムという幻想が「サヨク」にこそ見出されていたことはけっして少なくない。その反省も無しに,「敵対」したままなのでは,どちらも相手と同じ枠にいることに変わりは無い。

ヘ育ニ關スル勅語
朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ徳ヲ樹ツルコト深厚ナリ我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世々厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國體ノ精華ニシテヘ育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ徳器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重ジ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン
斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其徳ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ
明治二十三年十月三十日 御名御璽

捕鯨ができる船団は1船団、1社のみ」「需要は過去20年間で著しく減少し、鯨肉の在庫量は増加」という状態になっているのは,「既得権益」を制限した結果であって,「既得権益」そのものを否定する理由にはならない。論理が破綻しているのは,「ごく少数の政治家や官僚達」だけではないようだ。

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2006-11-17(金)

晴れのち曇り,一時雨。

畑。ダイコン収穫。

ウジエ。業務スーパー。さのや。

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2006-11-16(木)

午前は晴れ。午後になって曇り,一時雨。

畑。チョロギ,トウガラシ等収穫。チョロギは 4個植えたのが 720g / 400個余となった。

世界バレー。バレーボールだとまだ,「世界一」をクラブチームで争うところまで来ていないのかな? 参加国に,所謂「先進国」(OECD 加盟国) が少ないようなのも気になる。マラソンと同じ? 世界バレーの 1st round と同時期に,野球のアジア選手権もあった (その前に,日米野球もあった) けれど,これも,「アジア」とはいいつつ,中国,台湾,韓国と日本だけという「東」の一部だけ。

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2006-11-15(水)

「曇りのち雨」の予報だったけれど,午前は晴れのち曇り一時雨 (よくあること)。

畑まで散歩。途中で銀杏を少し拾う。わかっているけど,臭いもの。SEIYU で 1冊。

1冊受取り。

「首都」の知事ともなれば,法に基づかないものであっても,税金を費やすことができるのか。「裕次郎の兄」には,是非とも南鳥島への都知事公邸の移設を期待したい。どうせ住んでもいないのだから。レストランに賃貸するのは無理だろうが,「経済活動」があるというなら,利用者はあるはずだろう。

 共産党東京都議団(渡辺康信団長)は15日、石原慎太郎知事の過去の海外出張の支出が他県に比べ突出して多額である上、条例規定がないのに、同行した夫人の宿泊費やファーストクラス航空費が公費で賄われていたなどとする調査結果を発表した。同党はまた、旅行業者を随意契約で選ぶなど不明朗な点も目立つと指摘した。

自公,教育基本法改正案を衆院教育基本法特別委員会で単独採決し,賛成多数で可決。これで,「2006/12/15 - 1ヶ月」はクリアしたわけだ。「強行採決はしない」と言っていたにもかかわらず,そんな余裕は無くなったということか。衆院本会議でも,参院でも,同様のことをするだろう。調査も検証も議論もお為ごかしの「公聴会」「タウンミーティング」「審議」(合計で「70時間余り」? 「未履修」を履修するにはちょうどいい時間だ) で足りたとする。結局は,数。その数を与えたのは,「有権者」と「制度」。「制度」の変更も,「有権者」の「支持」に拠る。大人は子どもに,なんと立派な教育をしていることか。野党は採決に激しく反発」とかいっても,民主党に「反自公」(というよりも,「反極右」「反反「サヨク」」) を期待するのは明らかな間違いで,彼等も嘗ての (「幅」を許容できた時期の) 自民党同様の政策を掲げている政党であって,たかだか政略レベルのことでしかない。麻生太郎の父と安倍晋三の父の差と対して変わりはない (でも,その差は重要)。

 教育基本法改正案は15日夕、衆院教育基本法特別委員会で自民、公明両党が与党単独の採決に踏み切り、民主、共産、社民、国民新の野党4党が欠席したまま賛成多数で可決された。与党は改正案を16日午後の衆院本会議で与党単独で可決、参院に送付する構えだ。野党は採決に激しく反発しており今後、衆参両院ですべての国会審議を拒否し対抗することにしており、与野党の対立が一気に強まっている。

沖縄知事選は,「日米同盟」(「同盟」の名に値するようにするためか,安倍 "パチンコ" 晋三は,MD を突破口に注力しているが) という名の取り引きにあたって,それなりに重要な位置を占めるはずだけれども,あえて強硬策に出たということは,それへの影響への自民党内にもある懸念さえ蹴飛ばしても,野党欠席という「不良審議」への評価があろうとも,教育基本法の改正を急ぐ必要があるということ。或いは,そんな懸念は不要であるという理由があるはず。

 与党は単独採決は19日投開票の沖縄県知事選に影響しかねないとの判断から、国会の小幅延長も視野に週内の委員会採決を見送る方針にいったんは傾いていた。だが、安倍晋三首相らが早期採決で譲らず、野党が採決に応じる見通しが立たないうえ、特別委の審議時間が昨年の郵政民営化関連法案に迫る約106時間に達したことなどから、採決に踏み切った。採決では自民、公明両党に加え、無所属の保利耕輔元文相も賛成した。採決に先立ち、特別委は15日午前に中央公聴会を開催。同午後の締めくくり総括質疑は、野党が「採決を前提とした質疑には応じられない」と欠席したため、与党単独で行った。野党の質問時間に入ったところで特別委の森山真弓委員長と与党筆頭理事の町村信孝前外相が河野洋平衆院議長を訪れ経過を報告、採決方針を伝えた。
 これに先立ち衆院議院運営委員会は理事会を開き、逢沢一郎委員長が職権で16日午後の本会議開催を決めた。野党が審議拒否を続けた場合、参院での単独審議も視野に対応する考えだ。

「いじめ」「未履修」の今更ながらの「発覚」は,教育基本法改正へのキャンペーンのためだったと思われるのだけれど,それが「予想外」に不発 (でもないのか?) になったのは,誤算だったろう。これまた今更ながらの「やらせ」にしても,反発がまとまってくるより前に,片付けられることは片付けてしまえば,どうせ忘れられてしまうことと踏んでいるのだろう。

 一方、野党4党は国対委員長らが与党の単独採決について河野議長に抗議を申し入れた。民主党の高木義明国対委員長は記者団に「いじめや未履修、タウンミーティングのやらせなど、多くの問題を未解決のままに、国会の信頼を傷つける行為だ」と批判。15日午後の幹事長・書記局長会談で、衆院の全面審議拒否を確認。参院側も野党4党の国対委員長が会談し、参考人質疑などを除く全委員会の審議拒否を決めた。

20:15頃,択捉島の東北東約 390km付近で地震。N46.6 E153.6 D30km M8.1。巨大地震だけに影響の大きさ・範囲に注意。北海道太平洋沿岸東部,オホーツク海沿岸に津波警報。>,北海道太平洋沿岸中部,北海道太平洋沿岸西部,北海道日本海沿岸北部,青森県太平洋沿岸,岩手県,宮城県,福島県,茨城県,千葉県九十九里・外房,千葉県内房,伊豆諸島,相模湾・三浦半島,静岡県に津波注意報。油断は禁物。

今更ながら,戸田市議会での高橋秀樹 (民主クラブ) の「質問」と伊藤良一教育長の「回答」を,TBSNEWS 23」が採りあげる。「九条の会」(共産党が強い) が採り上げていたのはだいぶ以前からだったはずだけれど。まぁ,「崩壊につながりかねない」ヤワな国家のためには (というか,それに自我を重ね合わさねばならないヤワな輩のためには),こういう保護も必要なのだろう。旧左翼や市民運動家は,訴求するべき相手を間違っているとしか。

6月13日の戸田市議会本会議の一般質問で、民主クラブ(民主党系会派)の高橋秀樹議員は、「学校の式典で国歌斉唱の際に起立しない保護者や来賓について教育委員会としてどのように指導してきたか」と質問を行いました。その上で、「教育基本法の改正が叫ばれ、日本を愛する心を育む教育をせよという声が大きくなっている昨今、このようなことを放置すれば教育現場から教育が崩壊していく、ひいては日本国家の崩壊につながりかねない、ゆゆしき問題」と述べ、教育委員会の対応を求めました。

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2006-11-14(火)

晴れのち曇り。一時雨。夜になって雨。居住地近辺でも,明日夜あたり降雪の可能性有りとのこと。今秋,あまりたくさんの雪虫を見た気はしていない。といっても,15年ほど,この地の秋は知らないのだけれど。

東北会病院通院。エピソードを短く書いてくる,という宿題。

新聞の書籍広告欄にあった社名に「菌蕈」。「蕈」の読みを知らない。キノコのことで,音読みは「シン」。「キンジン」と読むそうだ。「茸」は知ってたけれど,「蕈」は知らなかった。国語辞典に併記されてるのも。「鋲螺」というのも,以前,社名から知ったのを思い出す。

ダイソー。スーパー銭湯。AEON SuC。

皆、何処(どこ)かどうかで、初代・神武天皇に「男系」で繋がっており」って,そりゃまた豪気な。一体,どれだけ子孫がいることになるのやら? (きっと,著者も「繋がっている」のだろう)。聖書かクルアーンなら,アダムだのカインだの子孫とか言ってるみたいなものだ。それに,あっちの分家こっちの分家,どっかに繋がっていればいいってのだったら,「男系」は兎も角,「一系」とは言えないような。「リビジョニスト」も大変だねぇ。

とか書いてから。記紀的には,「天孫」の子・「初代天皇」(と明治になって改めて決められた) の神武天皇は「人の祖」とされているわけではないから,アダムやカインを引き合いに出すのは,不適当か。「イザナキの系統を引くのかどうか」あたりの場合じゃないと。って,それじゃ,多く神も民草も一緒くたで,ますます泥沼。流石,沼地の「瑞穂国」。王の「正統」を語る神話だったら,「ロムルスとレムスの子孫」とか。「日本神話」(「やまとしんわ」と読んだ方がいいのじゃないかと思ったり) も,南アジアからポリネシア辺りのもの,その他の「神話」と似たような話の一例でしかないから,探せば幾らも出てくるだろうが。王自身が「王朝」を建てたのなら,その代で「建国」神話を作ればよいだけなのに,「天津神」まで遡らなければならないあたりが,「限界」か。ところで,明治政府の決めた通りに神武天皇を BC711 の生まれとすると,縄文時代。「男系」云々で言うなら,渡来人 (帰化人) を父とするのもダメだろうから (古代中国皇帝に繋がればいいのか? ダメだろうね,やっぱり),ヤマト王権成立以前になってしまうのは,それはそれでいいのかもしれない。

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2006-11-13(月)

曇り。

ミーティング。

インフルエンザ予防接種@引地内科。

さのや。

協裕堂で 3冊購入。

Seria で 2個購入。

夕方,突然に「隴西の李徴は博学才穎、…」がアタマに浮かんできて,「山月記」というタイトルは直ぐに思い出したけれども,作者の名前が出てこない。1時間程して,やっと「中島敦」がこぼれてくる。(高校生なら否応無く読まされたものだろう)

己の中の人間の心がすっかり消えて了えば、恐らく、その方が、己はしあわせになれるだろう。だのに、己の中の人間は、その事を、この上なく恐しく感じているのだ。ああ、全く、どんなに、恐しく、哀しく、切なく思っているだろう! 己が人間だった記憶のなくなることを。この気持は誰にも分らない。誰にも分らない。己と同じ身の上に成った者でなければ。

正直なところで,幾許か「己の珠なるべきを半ば信」じていたのも,(今では歪んでしまった認識であっても) 10代半ばの頃は在ったと認めるしかない。それでも流石に,「己の珠に非ざること」は,20歳の頃には気づいていた。実際,22歳にしてそこまでの軌道は破綻した。「今思えば、全く、己は、己の有っていた僅かばかりの才能を空費して了った訳だ」。それでも,親の慈悲に甘えることで学び直す機会を貰い,今度は「社会」に出て,結局は刹那的なものでしかなかったにしても「生活」を享受したし,記憶に残る経験や大事な出会いもあった。「欠陥瓦」としては,不相応なほどの幸せだったのかもしれない。しかし (いや,「だから」なのか) それもまた破綻した。じわじわと「日毎に近づいて行く」「己の頭」が成るものが「虎」ならばまだしも,ただのベッタリとして汚れた粘質でしかないのだとしたら。

「いじめ」「未履修」で,「体制引き締め」を狙ったのは,結果的に失敗しているけれども,911選挙を「政策課題の選挙」としたプロパガンダの成功は,「数」という圧倒的な力を齎している。これは,「沖縄」を持ってしても,妨げられはしない。まして,嘗ての「党」というにはあまりにも総花的に各階層を取り込んでいた時代とは違い,幹部の意向に逆らえば追放され攻撃されるという「実例」も示されている (一体,何処の党なんだか? 「世界で最も成功した社会主義国家」から「国家社会主義国家」への移行過程にあるのか)。「政策課題の選挙」という欺瞞が,次でもまた有効であるならば,その直前までの欺瞞は旧来と同じく,「タウンミーティング」や「公聴会」程度のものだけあれば済む。地方自治体の不正に,司直の手が伸びたとしても,そこに同時に存在するはずの中央政府 (政治家・官吏共に) や利権団体までは届かずに「穏便に」解決されるのと同じ。子どもを殺した母親を,ただ「悪」とすれば満足させられるのと同じ。

 教育基本法改正案をめぐる与野党攻防は週明け以降、民主党が全面的な審議拒否に踏み切る構えをみせているのに対し、与党は来週中の衆院通過を譲らない方針で、強行採決含みの緊迫したヤマ場を迎える。民主党は一時、採決容認に傾いたが、19日の沖縄県知事選投票を前に対決姿勢を強調したい小沢一郎代表が徹底抗戦を指示。与党側にも強行採決が知事選に悪影響を与えることへの懸念があり、「沖縄にらみ」の駆け引きとなっている。

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2006-11-12(日)

雨ときどき曇り。

AEON SuC まで散歩。宮脇書店で,スマナサーラの新書を見つけたけれど,今日は買わないでおく。

イラクの戦争は,Bush が任期中に終わらせられなければ,早くとも次の次までは続く,かもしれない。

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2006-11-11(土)

雨ときどき曇り。

夢。「仕事後のミーティングが終わるところで,明日担当分の準備ができていないことに気がつく。帰り道,忘れ物に気づいて,ミーティングの場所に戻ると,リーダー? のバースデイパーティをやっている。気を使われるのが嫌で,こそこそと自転車持ち出して出る」。

信じても,信じられても,どうしようもない。治らないのだから。狂っても狂わなくても,あるのは一日一日,それだけ。

「日中 2000年の不理解 - 異なる文化「基層」を探る」卒読。

「無宗教」ではあっても,儒教という絶対規範を持つ中国人 (朝鮮人も) と,「感性」の上に「衣装としての」思想を着替えてきた日本人と。どちらが「文明国」の民として他に理解されやすいだろうか。東方正教会とツァーリズムに対するロシア共産主義,ローマカトリック,プロテスタント,そして王権神授説から社会契約論を経た西欧民主主義。「欧州白人」の「思想」には,「越える」対象であり土台としての宗教という規範があった。中国にしても倫理という規範がある。

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2006-11-10(金)

朝のうち曇り。晴れ。

ウジエ。業務スーパー。ダイソー。さのや。

茸の土瓶蒸をつくってみる。

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2006-11-09(木)

晴れ。

起き抜けの夢。実家へ向かう貸切バス (何故「乗合」じゃないのか?) に,自分だけ乗り損ねそう。何故か,家族以外の「みんな」(って誰だ?) が乗っている。

蔵王が雪をかぶっている。一昨夜の雪が残っているか。車中からだったので,画は撮れず。泉ヶ岳にもほんの少し雪。

仙台管区気象台は8日、仙台市北部の泉ケ岳(1,172メートル)と、宮城、山形県にまたがる蔵王で初冠雪を観測したと発表した。泉ケ岳は平年に比べ2日遅く、昨年より1日早い。蔵王は平年比で16日、昨年より15日遅かった。

鳴子峡。やはり,「見頃」のピークは過ぎていたけれど,それはそれで美。空も快晴に近い。

昼ごはん。大ざるそば@そば工房「鵙目そば」in あ・ら・伊達な道の駅。デザートに,ROYCE' のソフトクリーム。ROYCE' のチョコレートや,ジンギスカン等,当別町の品があるのは,岩出山町とが姉妹都市だからだそうだ。明治維新で薩長に「賊軍」とされた岩出山伊達家の十代邦直が家臣のため,道を蝦夷地開拓に求め,その開拓地が当別町となったとのこと。

有備館

Jusco。

「正義の味方」か,「ガキの威力業務妨害」か。どちらにしても,「叩き易いところを叩いている」だけのことには違いない。

2ちやんねるの書き込みには「9日午前8時から学校に問い合わせの電話をかけよう」とあり、同校には朝から3本ある電話が鳴りっ放し状態になった。「いじめをなぜ許すのか」など、学校の対応に抗議する電話がこれまで数十本あったという。

アンケートの謝礼品が届く。

1冊受取り。

「ラムちゃん」Donald Rumsfeld を馘にして,何が変わる? 米軍の transformation に変化はあるか?

 【ワシントン=山本秀也】ブッシュ米大統領は8日午後(日本時間9日未明)、ホワイトハウスで記者会見し、ラムズフェルド国防長官(74)が辞任したと発表した。イラク政策が争点となった中間選挙での共和党が敗北し、民主党からの批判が強まることを踏まえた事実上の更迭だ。後任にはブッシュ前政権で中央情報局(CIA)長官を務めたロバート・ゲーツ氏(63)が指名された。
 ブッシュ大統領は、選挙戦の争点だったイラク政策について「素早く、うまくいってはいない」と認めた。イラクを含むテロとの戦いで、米軍最高指揮官としての職責を果たすため、国防総省の首脳人事を決断したと語った。
 イラク政策で批判の高まるラムズフェルド氏について、大統領は今月1日、ロイター通信などに対し、政権2期目が終わる2009年1月まで留任させると語っていた。
 記者会見での説明によると、大統領は選挙戦終盤の5日にテキサス州でゲーツ氏と会談。さらに7日にラムズフェルド氏と会い、今回の人事で合意していた。
 今月5日、テキサス州クロフォードの大統領私有牧場で、テロとの戦いへの構想をたっぷり語ったことで国防長官への起用が固まった。「わが国と国土の安全保障は脅威にさらされている」という厳しい姿勢で、世界最強の軍隊を預かる。

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2006-11-08(水)

晴れ。

昨日の風 & 昨夜の雨で,落葉が路面を覆う。

仙台市立病院通院。

「1年も過ぎたら棄てる」,と。それも理。あと 3ヶ月余か。

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2006-11-07(火)

晴れのち曇り。午後になって風強し。一時雨。夜になって雨。

NHK連続テレビ小説」の「芋たこなんきん」。「朝ドラ」ではなくとも大概のドラマは,まぁ,予想されたリアクションの積み重ねとストーリー展開が基本で,まして,この枠でそれを覆すことを期待しても仕方がない。けれど,それにしても,ちょっと「花」が無さ過ぎ (キャスティングはたしかに贅沢) で,あまり積極的に見てはいない (時々見ることになる「事情」があるだけ)。家政婦が,勤め先の家 (というか主人公?) が新聞を (1紙ではなく) 複数取っていることについて「同じことが書いてあるのに」という台詞。勿論,複数のメディアで,いつも同じ出来事ばかりが採り上げられているわけではないし,同じような書き方がされているばかりでもない。寧ろ,同じ採り上げ方しかされていない時の方が,「何故?」と考えることもできる。それは複数のメディアを比べてみなければ分からないことだ。そういう視点を持てないのは,この「家政婦」(にシンボル化されている人達) なのだろうか? それとも,そう作ってしまった人達なのだろうか?

遠刈田温泉「神の湯」。前回よりも温い。

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2006-11-06(月)

晴れのち曇り。

ミーティング。

SEIYU。業務スーパー。さのや。

植木鉢をいくつか屋内に入れる。

考えてもみない人からすればそれこそ「考えられない」行動なのかもしれないけれど,アタマの一端にでも思い浮かんだ人にとっては,すぐにアタマをいっぱいに占めてしまう可能性がとても高いこと。踏み出してしまうかもしれない一歩の「敷居」は案外高くない。「通り魔」だの「テロ」だの (地域に拠るか) 「核弾頭ミサイル」だの vCJD だのより,日常に身近にある物事の方が,よほど「死」に近い。積極的に,と書いてしまえば語弊もあるけれど,そうしたいと思ってしまう場合もあるだろう。でも,そうしないことに「意義」を感じなくなってしまう (「自己評価が低い」という) こともある。そういう心理を,「意志が弱い」とか「人間力が不足」とか言ってしまえる人は,悩んだ経験も,悩みへの想像力も,あるいは「環境」も,備えていないシアワセなところにいるのだろう。考えてしまっているけれど,まだ実行には移していないのなら。「悩み」がその理由ならば,学校だの仕事だの,そんなものが「全て」なんかじゃないと気づくことができれば,少しは気分もかわるかもしれない。学校なんて一時の強制的な装置だ。他にも道はあるはずだ。「仕事をやる代わりがいない」? そんなことはない。「世の中」は,たかだか歯車のひとつやふたつ,無くなっても動いていく。逆も真なり。「世の中に必要とされていない」「役立たず」? 「世の中のため」に生まれて育ってきたわけではないだろう。

わたしが,そういう道を,もしかして,選んでしまった場合の遺言は,好きだった人達へのお詫びと,その道は間違いだ,ということだろう。

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2006-11-05(日)

朝のうち曇り,のち晴れ。夕方になってまた曇り。

SEIYU。

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2006-11-04(土)

晴れ。

2006 しばた菊の祭典。

ファミリーナ。Homac。MaxValue。

昼ごはん。塩ラーメン@炭っこ。

花とぴあ。

統計数値を根拠に、最近になって犯罪が増えているというのは一種の錯覚」という説明も,一定の理解を得られるようになってきているのだろうけれども,まだまだ「昨今の治安の悪化」という喰いつき易いエサには,需要も供給もある。何故だろう?

犯罪の抑止に関して即効的な成果を追求するのは警察の役割だ。行政施策は、背後の要因、負の要因を取り除くことにあるべきだが、私が都の治安対策担当部長になったとき、警察側によって既に施策が用意されていた。外国人とか少年、ニートなど、次々とスケープゴートにしては、人々の関心や社会の憤りを向ける施策がとられた(久保大)

「治安の悪化」が,都市伝説にも値しないものであることの一端は,河合幹雄が記事の最後で示すグラフを見るだけでも分かるはず。

統計値をしっかり比較することによって、印象として持っていた安全性と客観的な安全性が大きく異なっていることが確認できたと思う。何が本当に「あぶない」のか見定めない議論をすることはまさしく「あぶない」。

統計自体も,(調査範囲や基準がどうなっているのかを確かめもせずに) 数字だけで「エサ」にされることがあるのは,「世論調査」「アンケート」の類の調査対象になったり結果の「まとめ」を読んだりすれば,気づかないという方が理解し難い。

犯罪件数は氷山と一緒で、全体の大きさは変わらなくても(警察や人々が)水位を上下させることで、水面に出ている部分が大きく見えたり小さく見えたりする(久保大)

「読まない」「読めない」のはどうしてだろうか。

天下のトヨタだ。出てくるはずの調査結果を信頼したいところ。

堺市の路上で先月、トヨタ自動車(本社・愛知県)の主力小型車「ヴィッツ」の運転席側ドアのパワーウインドー作動スイッチ付近から出火し、運転していた同市の接骨院勤務の女性(61)が右手に全治3週間のやけどを負っていたことが分かった。
女性は99年に同車を新車で購入した。トヨタ自動車は先月末、堺市の同社系列の修理工場で、女性立ち会いのもと、発火したドアを解体。修理や改造の跡はなく、ドア内部のパワーウインドー・スイッチの基板付近から出火した可能性が高いことが分かった。同社は基板を本社に持ち帰り、精密調査を始めた。
同社広報部は、「ドアからの出火は極めて珍しく、ヴィッツに関しては過去に例がない」としている。同車は99年に生産を開始し、昨年までに国内で約175万台が生産された。今年度上半期(4〜9月)の車名別の販売ランキングでは2位。広報部は「現段階では車は通常に使用されていたと認識している。出火原因を早急に究明したい」と話している。

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2006-11-03(金)

晴れ。

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2006-11-02(木)

晴れ。

寝てる。動きたくない理由はわかってはいる (つもり) だけれども,説明するのは難しい。

「おやじの細腕まくり」読了。

性・年齢・階層にあった「社会方言」が嘗てはあって,「それが今は渾然としている」とした後で,こう続く。

 これは別に悪いことではないのだろう。高度に大衆化,情報化した社会にあっては,むしろ自然な現象なのだろう。
 ただ,ちょっとまえ,少年犯罪が頻発したときのことだ。その手の事件を報道するテレビのニュースやワイド・ショーなとで,ニュースキャスターやいわゆる識者が「キレる」ということばをむやみに口にするのを耳にして,いささか鼻白んだおぼえがある。
「キレる」というのは,そもそも子供がつかいはじめた表現である。それを大人がつかって悪いという法はないが,これはつまり,脈絡なく感情を暴発させる子供の心理を指すのに,われわれ大人が子供のこの表現以上にぴたりとすることばを持ち合わせなかったということで,そのことじたい,大人がまず大いに反省すべきことだった。なのに,キャスターもいわゆる識者もまるでそのことに無自覚に見えた。
 この鈍感きわまる無反省。偉そうに分析するまえに,われわれ大人はまずわが身のボキャブラリーの貧困に ― あるいは,現代の子供のひとつの子音利を言い表すのに,われわれが持っているボキャブラリーでは対応できなくなっている現実に ― 思いをいたすべきだったのだ。

「現実」に対応する「ことばを持ち合わせなかった」ことは「事実」であって,その理由を探る必要があるだろうが,さらに, (そういう事実を認識できないという) 意識の欠如は,何故なのだろうか?

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2006-11-01(水)

晴れ。

SEIYU。1冊購入。

畑。タマネギ苗の周りに籾殻撒き。ダイコンの虫取り。

重い車体に 2.8L Diesel Turbo はやっぱり反応が取りづらい。

ケーヨーデイツー。イオン SuC。

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[2006.11] [おもいつき] [ほーむ]